前回のブログでは、レクサスの意欲作であるLBX MORIZO RRについて詳しく紹介させていただきました。国産スポーツSUVの愛好家として日本メーカーの革新的な取り組みを注視してきました。私が今特に注目しているのが、LBX MORIZO RRとクラウンスポーツ RSです。

このRSは、最新のPHEV(プラグインハイブリッド)システムと大容量バッテリーを搭載し、長距離EV走行を実現しています。システム最大出力は従来モデルを上回り、市街地での排出ガスゼロの走行と長距離ドライブでの安定性を両立した次世代SUVです。
トヨタのクラウンスポーツ RSとレクサスLBX MORIZO RRは、それぞれが独自のアプローチで次世代の高性能SUVを追求した意欲作です。両車とも最新技術と洗練されたデザインを備えており、本稿ではそれぞれのパワートレインや技術、走行性能を比較分析していきます。

この記事が、両車の購入を検討されている方々の参考になれば幸いです。それぞれの特徴や違いを理解することで、スポーツSUV好きの皆様のライフスタイルに最適な一台を見つけるお手伝いができれば嬉しく思います。
パワートレインの詳細仕様
クラウンスポーツ RS
- 2.5リッターシリーズパラレルプラグインハイブリッドシステム ― 最新の電動化技術と高効率エンジンを組み合わせ、パワフルな走りと優れた環境性能を両立します。
- 最大システム出力:225kW(306PS) ― スポーツSUVにふさわしい力強い加速性能により、高速道路での追い越しや登坂も余裕をもって対応します。
- EV走行距離:90km ― 都市部での通勤や日常的な移動のほとんどを電気モードでカバー。充電インフラの整備状況に応じて効率的なEV走行を実現します。
- ハイブリッドモード燃費:20.3km/L ― 長距離ドライブでも優れた燃費性能を実現し、経済性と環境性能を両立します。

LEXUS MORIZO RR
- 1.6L直列3気筒インタークーラーターボエンジン(G16E-GTS)― GRヤリス譲りの高性能エンジンを搭載。コンパクトながら圧倒的なパワーと、軽量設計による優れた重量バランスを実現
- 最高出力:224kW(304PS)/ 6,500rpm ― 高回転域まで伸びやかな出力特性により、サーキット走行でもストレスのない走りを提供
- 最大トルク:400N・m(40.8kgf・m)/ 3,250〜4,600rpm ― 幅広い回転域で力強いトルクを発生。街乗りから高速走行まで快適な加速性能を実現
- 燃費(WLTCモード):10.7km/L(8AT)、12.5km/L(6MT)― スポーツモデルながら実用的な燃費性能を確保。8速ATと6速MTから選択可能

駆動方式と車両制御システム
クラウンスポーツ RS
最新のE-Four電気式4WDシステムを搭載。前後輪の駆動力を電子制御で最適配分し、氷雪路や悪路での走行安定性と燃費性能を両立します。
LEXUS MORIZO RR
高度な4輪駆動システムで、あらゆる路面で最適なトラクションを確保。スポーツ走行での卓越したコーナリング性能と日常走行での安定性を実現します。
先進技術の搭載
クラウンスポーツ RS
- 大容量リチウムイオンバッテリーを車両中央の床下に配置し、低重心化と優れた重量配分を実現。高速走行時の安定性と旋回性能を向上
- アダプティブバリアブルサスペンション(AVS)により、路面状況とドライビングモードに応じて減衰力を電子制御。快適な乗り心地とスポーティな走りを両立
LEXUS MORIZO RR
- 世界初の応答性向上ダンパー構造(REDS)をフロントロアアームに採用。コーナリング時の車体挙動を最適化し、高次元の運動性能と操縦安定性を実現
- 専用開発の高剛性プラットフォームにより、パワフルなエンジン性能を余すことなく路面に伝達。スポーツカーの俊敏性とSUVの上質な乗り心地を高次元で両立
スタイルと設計の詳細比較
クラウンスポーツ RS
- 堂々とした存在感を持つボディサイズ:全長4,720mm・全幅1,880mm・全高1,570mmの大型SUVフォルムを実現
- スポーティかつエレガントな外観:流麗なルーフラインと力強いフロントマスクが印象的
- 革新的なパッケージング:大容量バッテリーを床下に効率的に配置することで、広々とした室内空間と理想的な重量配分を実現

クラウンスポーツの外観はスタイリッシュで魅力的ですね。フェラーリ プロサングエを思わせるデザインも感じられます。
LEXUS MORIZO RR
- 引き締まったコンパクトボディ:全長4,190mm・全幅1,840mm・全高1,535mmのサイズで俊敏な走りを実現
- 人馬一体のコックピット:専用シートと最適なステアリング位置により理想的な運転姿勢を実現し、直感的な操作性を重視したインテリアレイアウト
- 高度な空力性能:フロントスプリッター、リアディフューザー、専用サイドスカートを採用し、優れた走行安定性とスポーティな外観を両立
特記事項と独自の特徴
- クラウンスポーツ RSは、90kmのEV走行距離と20.3km/Lの優れた燃費性能を実現しています。充電インフラの整備状況に合わせて効率的なEV走行が可能です。なお、補助金については、国のクリーンエネルギー自動車(CEV)補助金の対象車として認定されています。
- LEXUS MORIZO RRは、豊田章男氏のレーシングドライバーとしての経験と情熱を結集して開発された特別なモデルです。レクサスブランドならではの洗練された走行性能と美しいデザインの調和を極限まで追求しています。
項目 | クラウンスポーツ RS | LEXUS LBX MORIZO RR |
---|---|---|
パワートレイン | 2.5LPHEV 306PS | 1.6Lターボエンジン 304PS |
走行性能 | パワフルな快適性重視 | スポーツ性能重視 |
スタイル | 洗練された都会的デザイン | アグレッシブなスポーツデザイン |
価格 | 765万 | 650万 |
最後に
両モデルは、最新の技術革新と卓越した性能を融合させた特別な車両です。クラウンスポーツRSは、最新のプラグインハイブリッドシステムによって、優れた環境性能と実用性を実現しています。一方、LEXUS MORIZO RRは、ドライバーの意のままに操れる純粋なスポーツ性能と心躍る運転体験の提供に焦点を当てており、それぞれが独自の魅力を持っています。
車選びは、ライフスタイルや使用目的、そして何より大切にしたい価値観によってベストな選択が変わってきます。
- 環境性能や日常使いの快適性を重視するなら: クラウンスポーツ RSがおすすめです。優れた燃費性能と快適な乗り心地で、日々のドライブを豊かにしてくれます。
- スポーツ走行の楽しさや刺激を求めるなら: LEXUS LBX MORIZO RRが最適な選択です。卓越した走行性能とスポーティな走りが、比類ない興奮と満足感をもたらします。

現在NX350hに乗っていますが、2台持ちが可能ならMORIZO RRを、乗り換えるとすればクラウンスポーツ RSがいいかなと考えています。
それぞれのモデルには独自の魅力があり、最高水準の品質と性能を誇ります。じっくりと検討し、あなたのライフスタイルにぴったりの一台を見つけていただければ幸いです。
【 参考情報 】

