この地流山で、物流センターの未来みえる!
今回は、流山おおたかの森に続き、同じ流山市にある物流センター「GLP ALFALINK流山」を紹介します。このALFALINK流山は、日本最大級の最先端物流拠点で、総延床面積約90万㎡は東京ドームの約20倍に相当します。2023年2月に5棟、8月に6棟が竣工し、現在稼働中です。
【GLP ALFALINK流山 ホームページから引用】
ALFALINK流山は、総延床面積が約90万㎡を超えることで、関東広域配送の物流拠点として最適な立地にあります。千葉県流山市南401番地他に位置し、東武アーバンライン「初石」駅や「流山おおたかの森」からもアクセス可能な通勤環境です。無料シャトルバス等を運行し、沿線居住者が通勤しやすい環境を提供しています。
愛車とともに(流山おおたかの森編)流山おおたかの森の魅力に迫る 今回は、つくばエクスプレス沿線に広がる様々な街の魅力について深く掘り下げていきたいと思います。その第1弾として、特に注目すべき地域である「流山おおたかの森」をピックアップし、その魅力に迫ります。 「流山おおたか...
- 都心からの距離: 約25km圏内で、東京都心から容易にアクセスできます。
- 高速道路: 常磐自動車道「流山」ICに近接し、首都高速6号線三郷線/常磐自動車道「三郷」ICからも約6kmです。
- 駅からの距離: 東武アーバンライン「初石」駅から約1.8kmで、通勤やアクセスに便利です。
最先端物流センター GLP ALFALINK流山
ALFALINK流山は、日本最大級の規模と、高機能・高規格な設備を備えた、最先端の物流施設です。環境への配慮や地域貢献にも積極的に取り組んでいます。首都圏の物流拠点として、重要な役割を果たしていくことが期待されています。
流山おおたかの森に行く際、流山ICを利用することがあります。その近くには大きなALFALINK流山があり、多くのトラックが停まっている光景に驚いた記憶が残っていますね。
施設の特徴
ALFALINK流山は、LEEDゴールド認証を取得しており、地域共創型施設として災害に強い構造を持っています。
このALFALINK流山には、約30万本の木が植樹されています。森の中の物流センターを目指し、まちづくりを進めているそうです。
- 多機能性: 特別高圧電気や中圧ガス、給排水設備の引き込みが可能で、従来の倉庫では難しい流通加工業務を実現しています。
- 冷蔵倉庫: 冷蔵倉庫も賃貸で利用可能で、物流拠点としてだけでなく、工場、トラックターミナル、冷凍冷蔵庫など、様々な事業用途に活用できます。
- 庫内設計: 有効天井高約5.5m、柱スパン幅約11m x 奥行約11m、床荷重1.5t/㎡と、先進的物流施設としての基本スペックを備えています。
- トラックバース: 10t車がバース内に収まる約13.4mの奥行を確保し、各区画にドックレベラーとスロープを1基ずつ用意しています。
共用施設とアメニティ
この大きな物流センターは、ALFALINK流山で働くすべての人が快適に働けるように設計されています。地域の方々にも施設が広く利用されています。他にも多くの施設がありますので、ご興味があれば、ぜひ訪れてみてください。
- カフェテリア: 地域の皆様の語らいの場として、ワークスペースとして利用可能です。
- コンビニ: ファミリーマートが24時間営業しており、日常の買い物に便利です。
- 託児所: 働く親御さんをサポートするための施設があります。
- カフェ・ド・クリエ: 本格的なカフェの雰囲気を楽しめるスペースです。
- 食堂 (ALCOテラス内): カフェテリア方式のレストランで、Wi-Fiも完備されています。
- イベントスペース & シェアキッチン: 吉野家やはなまるうどんなどが営業しています。
- ALCOパーク: 人工芝の敷き詰められた広場で、ピクニックやイベントに利用できます。
- 屋上テラス: 開放的な空間で休息を取ることができます。
- 無人売店: 24時間営業で、お弁当やカップ麺、ドリンクなどを購入できます。
- シャワールーム: ランニング後などに利用できるシャワー施設があります。
- カーシェア: カーシェアステーションが設置されており、移動の利便性を高めています。
- 洗車場・給油所: 車のメンテナンスに必要な施設も整っています。
日本最大級の物流センターといっても、多くの地域住民や見学者に施設の一部が解放されており、レストランをはじめ、カフェ、イベント広場などが色々揃っていて家族で楽しめますよ。
物流施設としての利便性
ALFALINK流山は、特別高圧電気や中圧ガス、給排水設備の引き込みにより、従来倉庫では難しい流通加工業務を実現しています。また、冷蔵倉庫も賃貸で利用可能で、物流拠点としてだけでなく、工場、トラックターミナル、冷凍冷蔵庫など、様々な事業用途にも活用できます。お客様のあらゆるビジネスニーズに応えるマルチプラットフォーム物流施設です。利用しているビジネスの例は以下のとおりです。
- 食品卸売: 「GLP ALFALINK 流山 5」では、大手食品卸売会社が常温・冷蔵(一部冷凍も予定)の3温度帯物流センターとして利用しています。
- 配送サービス: 佐川急便は「GLP ALFALINK 流山」の一部を営業所として利用し、物流ターミナル機能を提供しています。
- 3PLサービス: 山九は、電子部品メーカーの物流倉庫として「GLP ALFALINK 流山」の施設を利用しています。
- テナント企業:三井食品、日立物流、西濃運輸、トナミ運輸、セイノーホールディングス、その他、約30社
- その他: 施設内では60社以上が事業を展開しており、総従業員は6000人以上を予定しています。これには、ターミナル機能を有する「流山4」と「流山8」も含まれており、入居企業が利用できるようにしていて物流の効率化を後押ししています。
かつては田園風景が広がる静寂な場所だったこの地に、現在では大規模な施設が誕生し、その風景は劇的に変化しました。一面田畑が広がる中に突如として現れたこの施設は、周囲の風景とは一線を画す存在感を放っていますね。
最後に(環境と地域への貢献)
流山市は千葉県で人口増加率No.1の地域で、子育て世代に非常に人気です。「母になるなら、流山市」をテーマに、積極的な子育て支援を行っています。ALFALINK流山は、この地域の特性を生かして、20代から30代の若い夫婦を中心に多くの支持を集める魅力的なエリアで、地域共創型施設の役割を果たしています。
- 地域雇用創出:1500人、地域イベントの協賛、地域清掃活動への参加
- 環境への配慮:太陽光発電システム(約3,300kW)、LED照明(全館)、雨水貯留タンク(約1,000㎥)、グリーンカーテン(約1,000㎡)
この施設内で行われている事業は、 ALFALINK流山の豊富な設備とサービスを活用して、各業務を効率的に遂行しています。さらに、この施設は災害に強い地域共創型施設としても機能し、地域社会に貢献しています。他にも多くの事業が利用可能であるため、興味がある方はぜひ一度訪れてみてください。
この施設は、最先端の設備を誇り、その全体像はまさに物流センターの未来を具現化したような存在です。最新の技術を駆使したその設備は、業界に新たな風を吹き込むとともに、物流センターの進化を感じさせてくれます。流山市もまた、大きな変革が訪れる新時代を迎えていますね。
【参考資料】