愛車とともに(ディズニーリゾート編)

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多くのシニア世代は東京ディズニーランドやディズニーシーを何度となく訪れた経験があるかと思います。私と妻はオリエンタルランドの株主で、株主優待により年に数回程度無料で利用ができたため、家族で毎年楽しんでいました。しかし、子供が成長し、アトラクションもマンネリ化してきたため、利用回数も徐々に少なくなっていきました。

新型コロナの流行と緊急宣言により一時的に入園ができなくなった東京ディズニーリゾート(TDR)の未来について、私たち株主としては一時的に心配する時期もありました。しかし、2021年のディズニーシー20周年記念イベントと10月の緊急事態宣言解除をきっかけに、徐々に活気が戻ってきました。

そのような状況下で、私たちはTDRに対する興味を失いかけていましたが、株主優待の期限があったため、主に食事目的でクリスマスシーズンにディズニーシーを訪れていましたね。

https://www.tokyodisneyresort.jp/

今回は、今年2月に10年ぶりに訪れたディズニーランドの40周年記念の想い出を紹介します。当日は、晴天で風がなく暖かい一日で、楽しく過ごすことができました。ただし、以前とはシステムが大幅に変わっていたので、その点を中心にお話しします。

私たち夫婦は、豊洲方面に用事があり、無料招待券の期限も迫っていたことを思い出し、帰りに急遽東京ディズニーランドに久しぶりに立ち寄ることにしました。東京ディズニーシーが開園してからは、ほとんどディズニーランドには足を運んでいませんでしたね。

パークチケット

東京ディズニーランドのチケットは、開設当初は園内窓口やチケットぴあなどで主に販売されていました。しかし、その後旅行業者など多様な場所での販売が広がり、現在ではインターネットが主な販売手段となっています。

https://www.tokyodisneyresort.jp/tdl/ticket/index.html

価格設定にはダイナミック・プライシング(変動価格制)が採用されています。この変動制は、東京ディズニーリゾートでは今年3月は8400円、8900円、9900円、10900円の4段階に設定されています。ダイナミック・プライシングとは、時期や曜日、時間帯などの需要変動に応じて価格が動的に変わる制度です。これは従来から飛行機や宿泊施設など定員が決まっているサービスで利用されてきました。

最近では、スポーツ観戦や音楽ライブのチケット、高速バスの運賃やJR東日本の定期券などでも採用されるようになりました。導入が急速に広まっている背景には、ITやAIの活用が進んで需給予測やタイムリーな価格設定が容易になったことが挙げられます。

パーク内予約

公式アプリのダウンロードを通じてパーク内の予約をおすすめします。オンラインでチケットを購入したり、アトラクションやレストランなどの施設の事前受付ができたり、待ち時間や現在地がすぐにわかるマップが利用できる公式アプリにより、パーク体験がより快適になりました。

https://www.tokyodisneyresort.jp/tdr/app.html

この日は、2月にしては風もなく、暖かい日でしたので、久しぶりにディズニーランドへ訪れることにしました。定番のカリブの海賊やジャングルクルーズ、ウエスタンリバー鉄道などの様々なアトラクションを楽しむことができました。

通常、私は毎日8000歩程度歩くのを日課にしていますが、この日は約2万歩を歩きました。それでも、この日は調子が良く足の疲れはほとんど感じませんでしたね。

以下では、前回訪れた時と異なる予約方法などについて説明します。

レストラン

午後からの突然の訪問にもかかわらず、公式アプリを使って園内で予約を試みましたが、行きたいレストランの予約は取れませんでした。入園者数は平日なのでそれほど多くなかったと思いますが、事前予約が多かったのかもしれません。TRDには様々な国からの来園者がいるため、早めの事前予約が必要だと感じました。なお、利用したいレストランでプライオリティ・シーティングがある場合は、レストラン予約サイトから予約可能となっています。

なお、プライオリティ・シーティングとは、対象のレストランを利用する際、事前に利用希望時間を指定することができ、少ない待ち時間で優先的に予約席へ案内するサービスです。

ディズニーシーで食事するときは、クリスマスシーズンなこともあり、必ず予約をしていました。今回は、突然行くことになったので園内で予約したのですが無理でした。ディズニーランドのレストランでもお酒が飲めるようになっていたのには、驚きましたね。

結局、ディナーは園外で食べることにしましたが、ここでも注文はアプリから行いました。今やスマートフォンは、園内外を問わず、必要不可欠なアイテムになってきていると感じました。

アトラクション

今回は、午後から入園したので、以前よく利用していたアトラクションに乗ることにしました。乗るのは10年以上ぶりだったので、懐かしさとともに新鮮な気持ちで楽しむことができました。

その一方で、2022年5月から、「ディズニー・プレミアアクセス(DPA)」という新しい有料サービスがディズニーランドとディズニーシーに導入されていました。この有料サービスは、ほとんど待つこともなく優先的に利用することができます。さらに、2023年7月26日からは、「東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパス」という期間限定の無料サービスも開始されています。これは、以前のファーストパスに似たシステムで、待ち時間を削減し、優先的にアトラクションを利用できます。超人気アトラクションは「ディズニー・プレミアアクセス」の対象で、人気のアトラクションは「プライオリティパス」の対象となっています。これらの予約は公式アプリで行うことができます。

https://www.tokyodisneyresort.jp/tdl/attraction.html

パレード・ショー

パレードはディズニーランドでのみ公演され、基本的に無料で鑑賞できます。このパレードにも有料のディズニー・プレミアアクセスがあり、あらかじめ入場時間を選択して、指定の鑑賞席(エリア)から楽しむことができます。

https://www.tokyodisneyresort.jp/tdl/show.html

ショーは、ステージショーとショーレストランに分かれます。ステージショーは、予約が必須のものとエントリー受付対象のものがあります。エントリー受付対象は、抽選となります。また、ショーレストランを利用するためには、あらかじめ東京ディズニーリゾート・オンライン予約・購入サイトおよび公式アプリでのご予約が必要です。なお、当日、空席がある場合は、店頭にて10:00より受付があります。

これらの予約や選択は、東京ディズニーランドの滞在をより充実したものにします。パレードやショーは、パークのアトラクションと並んで、訪れた際の楽しみの一つです。そのため、計画的に予約をして、最高の体験を得ることをおすすめします。

子供が小さい頃にはディズニーランドでパレードをよく見ていましたが、次第に興味がなくなってきたため、より大人も楽しめるディズニーシーへシフトしていった気がしますね。

新設エリア、新ホテルの誕生

2024年6月6日、ディズニーシーには新たなテーマポート「ファンタジースプリングス」が登場します。そのテーマは「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」で、ファンタジーに満ち溢れています。

ディズニーサイトから引用

この新エリアは以下の3つのエリアで構成されています:

  • フローズンキングダムエリア」は『アナと雪の女王』をモチーフにしています。
  • ラプンツェルの森」は『塔の上のラプンツェル』をモチーフにしています。
  • ピーターパンのネバーランド」は『ピーター・パン』をモチーフにしています。
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新たなエリアの設立とともに、新しいホテルも登場します。このホテルは、パークと一体化した形で、ファンタジースプリングスの魔法の泉のほとりに位置しています。豪華な「グランドシャトー」と、デラックスな「ファンタジーシャトー」の2つのタイプから成り立っています。

                            ディズニーサイトから引用

https://www.tokyodisneyresort.jp/hotel/fsh.html

その他のサービスとして、ピクニックエリアがありました。以前は飲食物の持ち込みが不可だったのですが、このエリアでは持ち込んだ飲食物を利用できるようになっていました。家族やグループで食事を楽しむためのテーブルやイスも用意されています。家族連れは、レストランも満員のケースやお金も負担も大きいので、今では当然なサービスといえますね。

最後に

特にシニア世代の中でも、日本の人口ピラミッドの中心である「団塊の世代」の多くの方々は、東京ディズニーランドに行き、青春の楽しさを堪能されたことでしょう。ディズニーランドがオープンしたのは1983年という時代で、この時代は日本が経済的に繁栄し、社会が平和であり、全国民がその豊かさを具体的に感じることができたという印象があります。

その豊かさを象徴するものとして、高級車であったり、海外旅行が一般的になったりするなど、様々な贅沢が身近になった時代でした。そして、その中でディズニーランドは、新たな楽しみとして登場し、多くの人々に喜びと夢を提供する場となりました。

そして、時間が経つのは早いものです。「団塊の世代」の皆様は来年には全員が75歳以上になります。日本経済を支えてきた団塊の世代を含むシニア世代の多くの方々が元気に生活されていることでしょう。車いすを利用されている方でも、東京ディズニーリゾートでは様々なバリアフリーサービスを利用できますので、大きな心配は不要です。

https://www.tokyodisneyresort.jp/tdl/bfree.html

シニア世代の皆様も、青春時代を再び思い出して、ディズニーランドやディズニーシーに訪れてみてはいかがでしょうか。青春時代とは異なる新たな想い出づくりができることでしょう。

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