資金運用(安全対策編)

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近年、サイバー犯罪、特にフィッシング詐欺が巧妙化しており、より慎重な対応が必要です。金融資産が比較的多いシニア世代(60代・70代)が主な標的となっており、金融機関や公的機関などを装った緊急連絡により、判断力を低下させようとする手口が増えています。

また、最近では従来比較的少なかった企業向けフィッシング詐欺も急増しています。

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このような状況下で、ネット銀行や証券会社では、悪意のある第三者がフィッシングなどの手段でユーザーネーム・ログインパスワード・取引パスワードを不正取得し、預金の引き出しや不正送金などの金融犯罪を行う事案が次々と確認されています。これらの犯罪は、一度被害に遭うと資産の回収が極めて困難であることが特徴です。

これに対し、金融機関ではより安全な取引を確保するため、従来の認証方式に加えて、「デバイス認証」や生体認証を活用した「FIDO(スマホ認証)」など、より強固な本人確認の仕組みの利用を積極的に促進しています。これらの新しい認証方式は、従来のパスワード認証と比べてはるかに安全性が高いとされています。

フィッシング詐欺の増加に伴い、セキュリティ対策によってアクセス手順が複雑になることは避けられませんね。ただし、金融資産を守るために必要不可欠な措置ですので、早めに対策を講じましょう。

資金運用や金融資産を守るためのセキュリティ対策は、現代社会において必要不可欠な要素となっています。本記事では、増加の一途をたどるフィッシング詐欺被害から大切な資産を守るための、具体的かつ実践的な安全対策をわかりやすくまとめました。

基本的な対策

パスワード・取引パスワードの強化

  • 複雑で推測されにくいパスワードを設定し、定期的な変更を心がけましょう。
  • 同じパスワードを複数のサービスで使用することは避けましょう。
  • セキュアなパスワード管理アプリの活用を検討しましょう。
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パスワードは複雑化し用途も増えています。パスワード管理は特にシニア世代にとって重要な課題です。高齢になるほど管理が難しくなり、また不測の事態に備え、家族にもわかるように整理しておくことが大切ですね。

二段階認証の設定

二段階認証を必ず設定し、SMS認証に加えて認証アプリの併用を推奨します。SBI証券楽天証券も認証強化を進めています。

認証方式 種類 利用チャネル 必要条件
デバイス認証 認証強化 WEBサイト・スマホサイト メールアドレスの登録
FIDO(スマホ認証) 認証強化 専用アプリのインストール メールアドレスの登録

ソフトウェアの更新

  • OS、ブラウザ、セキュリティソフトは必ず最新版に更新しましょう。
  • セキュリティパッチは迅速に適用しましょう。
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セキュリティソフトの導入

  • 信頼性の高いセキュリティソフトを導入し、定期的なスキャンを実施しましょう。
  • ファイアウォール機能を必ず有効化しましょう。

フィッシング詐欺の対策

不審なメールやSMSへの警戒

  • 身に覚えのない、または送信元が不明なメールやSMSは開かないでください。
  • メールやSMS内のリンクはむやみにクリックしないでください。
  • 金融機関を装ったメールやSMSであっても、個人情報は安易に入力しないでください。

URLの確認

  • リンク先のURLが正規のものと完全に一致しているか、必ず確認してください。
  • URLに不自然な文字列やスペルミスがないか、慎重に確認してください。

公式アプリやウェブサイトの利用

  • 金融機関のサービスは、必ず公式アプリまたは公式ウェブサイトから利用してください。
  • 検索エンジンの結果からアクセスする場合は、URLが正しいものか入念に確認してください。

よく使う金融機関やサービスの公式サイトはブックマークし、そこからアクセスすることで偽サイトへの誘導を防ぐことができますね。

個人情報の保護

  • SNSでの個人情報の公開は必要最小限に抑えてください。
  • 口座情報やクレジットカード情報など、重要な金融情報は決して公開しないでください。
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金融機関の対策

取引履歴の定期的な確認

  • 取引履歴を定期的にチェックし、身に覚えのない取引を見逃さないようにしましょう。
  • 不審な取引を発見したら、直ちに金融機関へ連絡してください。

金融機関からの注意喚起の確認

  • 金融機関が発信するセキュリティに関する注意喚起に目を通し、必要な対策を実施しましょう。

金融機関のセキュリティ機能の利用

  • 金融機関が提供するセキュリティ機能(振込限度額の設定や取引通知サービスなど)を有効活用しましょう。

被害に遭った場合の対処法

  1. 金融機関やカード会社に直ちに連絡し、不正利用の報告と口座凍結などの対応を依頼します。
  2. パスワードや暗証番号を変更します。
  3. 必要であれば警察や消費者センターにも相談するとともに、サイバー犯罪相談窓口(日本なら「警察庁 サイバー犯罪対策」や「IPA」)を利用しましょう。
サイバー警察局|警察庁Webサイト

最後に

サイバー空間は日々進化しており、私たちの大切な資産と個人情報を守るには、セキュリティ対策の日常的な実践と意識の向上が不可欠です。適切な対策により、フィッシング詐欺などの巧妙化するサイバー犯罪から金融資産を確実に保護できます。

以下の重要なポイントを意識し、実践していきましょう。

情報リテラシーの向上

  • インターネットセキュリティの最新情報を定期的に収集し、デジタル時代に必要な情報リテラシーを高めましょう。
  • セキュリティに関するセミナーや講座に参加し、専門家から実践的な知識を学ぶことで、効果的な対策を身につけられます。

万が一被害に遭った場合の対応

  • 冷静に状況を把握し、すぐに金融機関への連絡と警察への被害届を提出しましょう。迅速な対応が被害拡大を防ぎます。
  • 被害状況、画面のスクリーンショット、不審なメールなどの証拠を慎重に記録・保存しましょう。これらは調査や被害回復の重要な手がかりとなります。

最新の犯罪手口を把握し、予防に活かす

  • 金融庁や消費者庁の注意喚起情報を定期的にチェックし、新たな脅威への理解を深めましょう。
金融庁
金融庁の公式ウェブサイトです。現在、「金融庁職員」や著名人を装った詐欺等が多発しています。くれぐれもご注意ください。金融庁の組織、報道発表、政策・審議会等、所管法令等に関する情報、広報誌「アクセスFSA」などを掲載しています。

シニア層は詐欺の標的になりやすい傾向があります。詐欺に合うと一瞬に築き上げた資産がなくなってしますケースもあります。ご家族や周囲の高齢者と積極的に情報を共有し、共に知識を深め、互いに注意を促し合える関係を築きましょう。

《 参考情報

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