シニア旅行(釧路湿原前編)

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感動の釧路湿原 ノロッコ号と釧路川カヌーの旅

前回、新型コロナウイルスの感染が落ち着いた後に行ったシニア旅行を紹介しました。その旅行は、美しい沖縄県の宮古島への3泊4日の計画でした。私たちは初めて宮古島を訪れ、2023年の12月に旅行しました。その時期でも気温は暖かく、快適な旅行体験が得られました。美しい自然環境と温かい気候に恵まれたこの旅は、とても素晴らしかったです。

シニア旅行(宮古島前編)
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今回の記事では、2024年のシニア旅行の第1弾として訪れた壮大な釧路湿原を中心に紹介します。6月20日から22日にかけての2泊3日の旅行で、主な体験はくしろ湿原ノロッコ号釧路川でのカヌーでした。ノロッコ号は、釧路湿原をゆっくりと走ることで、自然の美しさをじっくりと観察することができる素晴らしい列車です。四季折々の表情を見せるその景色は、訪れるたびに新たな印象を与えます。

また、釧路川でカヌーに乗るという刺激的な体験もしました。カヌーに乗ることで、自然と一体になり、水面から見上げる釧路湿原の風景は、言葉にできないほど美しいものでした。これらの体験を通じて、釧路湿原の豊かな自然を堪能することができました。

シニア旅行(2024旅行計画編)
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釧路湿原とは

釧路湿原国立公園は、北海道東部の釧路川とその支流に囲まれた日本最大の釧路湿原と、湿原を取り囲む丘陵地から構成されています。その広大な自然景観は、この地の最大の魅力です。さらに、特別天然記念物であるタンチョウをはじめとする多くの動植物の貴重な生息地となっています。

釧路湿原は、明治時代以降、開拓が困難だったため、役立たない土地と見なされてきました。しかし、戦後の食料不足による農地開発、市街地開発、丘陵地の伐採などにより、湿原の面積が減少し、乾燥化が進行しました。それに対して、地元の研究者や自然保護団体が湿原の価値を見直す運動を続け、その結果、その価値が国際的に認められ、昭和55年に日本初のラムサール条約登録湿地となり、7年後には国立公園に指定されました。

湿原を中心とした初の国立公園の誕生は、かつて「不毛の大地」と称された湿原の自然環境の価値が、地域活動を通じて認識され、日本の国立公園の歴史に新たな節目を刻む出来事でした。

釧路湿原国立公園

釧路湿原の旅に向けて

私たち夫婦は北海道の多くの場所を訪れてきましたが、まだ訪れていない観光スポットが一つだけありました。それは釧路湿原です。以前の北海道の旅は、4日から1週間程度の長期旅行をしましたが、今回は2泊3日の短期旅行にしました。草花の管理が必要な庭づくりを始めてから、この暑い時期に長期滞在は難しくなりました。

私が若いころは、何度も北海道へ旅行しました。北海道出身の友達がいたので、様々な場所を訪れました。また、冬には毎年スキーをしに行っていたこともありました。パウダースノウに加え、新鮮な魚と自然が素晴らしかったですね。

また、釧路湿原は6月も観光シーズンとされています。最高温度が20度程度、最低温度が10度以下になることはほとんどなく、過ごしやすい気候です。さらに、梅雨がなく、天気が比較的安定している上、夏休みほど混雑していないため、旅行には最適な季節です。

今回のブログ記事では、「釧路湿原前編」として1日目の霧多布湿原の琵琶瀬木道と厚岸のコンキリエでの名物炉端焼きの夕食などを紹介します。

今回は個人旅行ではなく、ツアーに参加しました。国内旅行でのツアー参加は10年以上ぶりでしたが、時期、プラン内容、金額などが事前の旅行計画と一致していたため、参加を決めました。ただ、自由時間が少なかったのが残念でしたね。

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霧多布湿原(1日目)

羽田空港から釧路空港へ向かいました。約1時間40分のフライトで午後2時頃に到着予定でしたが、30分以上遅れてしまい到着が午後3時近くになってしまいました。ここからは、ツアーコースに沿った紹介となります。

霧多布湿原センター

最初にまず訪れたのは浜中町にある霧多布湿原センターです。この町は漁業と酪農が主要な産業で、そのため自然環境は町の産業や生活の基盤となっています。

このセンターは、1993年5月1日に霧多布湿原を見下ろす高台に建設されました。ビジターセンターや自然公園などの役割を果たしています。霧多布湿原センターの建設は、「こどもたちや地域の人々が霧多布湿原や身近な自然環境を大切にする気持ちを育てたい。それがこの町の産業や将来の発展につながる」という、当時の渡部和雄町長の強い願いから始まりました。

ここからは、実際に霧多布湿原をよく見渡すことができます。このセンターでは湿原の成り立ちを解説する展示や浜中町の楽しみ方についての情報を提供しています。おすすめの観光スポット、季節の花、スタッフおすすめの見どころなども紹介しています。

霧多布湿原センター

琵琶瀬木道

この霧多布湿原の一角にあるこの木道は、全長約500mにわたり湿原を横切ります。木道の終点には、泥川に面したテラスがあり、ここからは湿原を見渡すことができます。特に早朝や夕暮れ時には丹頂の親子に遭遇する可能性があるため、運が良ければそんな情景に出会えるかもしれません。今回は、残念ながらそのような出会いはありませんでした。

この時期、湿原の花は少なかったものの、センダイハギとワタスゲの花が咲いており、湿原の自然美を一層引き立てていました。

行き止まりのテラス周辺には、多くの貝殻が散乱していました。これらの貝殻は、野鳥が食事の後に残したものでしょう。これは、この地域の生態系がどのように相互作用しているかを示しているかもしれませんね。

厚岸コンキリエ

厚岸は新鮮な海の幸に溢れており、特に牡蠣が有名です。しかし、牡蠣だけでなく、ホタテやシシャモなどの他の新鮮な食材も豊富に揃っています。これらは全て厚岸で採れたものを使用した地元特有のグルメ料理が用意されており、訪れる者にはここでしか味わえない美味しさを提供しています。

炉端焼きは特に人気で、地元で採れたブランド牡蠣をリアルタイムに焼き上げ、生と焼きの二つの異なる食感と味を楽しむことができます。また、ホタテやサンマ、シシャモも炉端で焼き、それぞれの旨味を引き立てた深い味わいの料理が楽しめます。

厚岸産牡蠣の他、ホタテやサンマもとても美味しかったですね。もちろん、ここは、道の駅なので厚岸の特産品や新鮮な魚介などを買うこともできますよ。

味覚ターミナル コンキリエ

釧路プリンスホテル

釧路湿原の壮大な風景を楽しみながら過ごす2日間の旅で訪れるホテルが釧路プリンスホテルです。このホテルは、世界三大夕日として有名な釧路の夕日を一望できる絶好のロケーションに位置しています。市内で最も高層の建物であるこのホテルからは、目の前に広がる太平洋と美しく沈む夕日を同時に楽しむことができます。

ホテル内のレストランでは、世界三大夕日や釧路湿原をイメージしたクリエイティブなドリンクを提供しています。飲み物を手に、窓から見える絶景と共に特別な時間を過ごすことができます。

釧路にあるプリンスホテルは、素朴で高級感が少ない印象でした。また、混雑していたためか、接客が未熟なスタッフもいましたね。

おわりに

前編では、釧路湿原が国立公園に指定されるまでの経緯とその重要性を詳細に解説しました。その中で、釧路湿原に行きたくなる理由や魅力を深く掘り下げ、読者がその素晴らしさを理解できるようにしました。

また、私自身が実際に旅行した際の1日目の旅の様子や見どころなどについても詳しく記事にしました。これにより、読者の皆さんが釧路湿原への興味をさらに深めることができるでしょう。

次回の記事では、2日目の活動に焦点を当てます。まず、自然が豊かで美しいコッタロ湿原展望台を訪れた体験を共有します。その後、今回のメインイベントである釧路湿原ノロッコ号(塘路駅~釧路駅)での素晴らしい風景や体験について詳しく語ります。続いて、息をのむような美しさの釧路川でのカヌー体験についても紹介します。さらに、最終日に訪れた釧路湿原・温根内木道の魅力と見どころを中心に紹介します。

【 参考情報 】

釧路湿原国立公園連絡協議会
釧路湿原は自然の魅力たっぷり!展望台巡りやカヌーツアーなど見どころをご紹介|特集|【公式】北海道の観光・旅行情報サイト HOKKAIDO LOVE!
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浜中町観光協会
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