シニアにおすすめ!姫路城の魅力を探る
私の家族は、旅行が好きで、普段から国内外を問わず色々な場所に出かけています。しかし、2020年からは新型コロナウイルスの流行により、宿泊のある旅行は控えることになりました。
このブログでは、新型コロナウイルスが流行する前に最後に行った3泊4日の旅行を紹介します。この旅行では、1日目に姫路城、2日目に天橋立・東尋坊、3日目と4日目には能登、金沢を訪れました。
今回紹介する1日目の目的地である姫路城は、世界遺産に登録された白い城として知られ、シニアの方におすすめの観光スポットです。姫路城は、400年以上の歴史を持つ日本を代表する城で、その美しさや建築技術は世界に誇れるものです。多くの見どころがありますが、今回は特にシニアの方におすすめのスポットやコースをご紹介します。
兵庫県に位置する世界遺産、姫路城は歴史的な魅力と自然の美しさが調和した観光地です。整備された施設、穏やかな環境、情報満載の展示物が、シニアの訪問者にも楽しんでいただけます。ここでは、基本情報、歴史的背景、利便性、城の見どころ、周辺の観光地という5つの観点から、シニアの方々に向けた姫路城の魅力を探ります。
基本情報
電車で姫路城へは、JR姫路駅または山陽姫路駅から神姫バスに乗り、「姫路城大手門前」バス停で下車し、徒歩5分です。姫路駅から徒歩20分ありますが、美術館や商店街があるので散策も楽しめます。自動車で訪れる場合、公営有料駐車場がありますが、混雑するので早めに来るか空きを確認しましょう。
姫路城の入城料は、大人1,000円、子ども300円、未就学児無料です。好古園との共通券もあり、好古園の入園料は大人300円、子ども150円です。共通券は大人1,050円、子ども360円です。
開城時間は夏季が9時〜17時(入城受付16時まで)、夏季以外が9時〜18時(入城受付17時まで)で、休業日は12月29日と30日です。
内容の充実度からいって、入場料はとてもお得感があります。特に、好古園とセットにした共通券は大人で1,050円で50円しか高くありませんね。
歴史的背景
姫路城、または「白鷺城」とも呼ばれるこの城は、日本で最も良好な状態で保存されているオリジナルの城の一つです。14世紀に建設されて以来、その建築的優雅さと純白の外観が維持され、訪れる方々に日本の封建時代を鮮やかに感じさせてくれます。城内には古代の遺物や侍の鎧、歴史的な文書などを特集した展示物があり、姫路城の豊かな歴史が生き生きと伝えられています。
姫路城は兵庫県姫路市に位置する国宝であり、その美しき姿から「日本三名城」の一つに数えられています。1333年に赤松氏によって築かれ、以降豊臣秀吉や徳川家康など、歴代の多くの武将が城主を務めました。江戸時代には五層六階の天守閣が完成し、今日までそのままの姿を保っています。さらに、複数言語対応の解説板やオーディオガイドを利用することで、城の歴史的背景を理解し、より深く感じることができます。
この城は、築城が1333年からの長い歴史があり、それがほとんどオリジナルの状態で現存しています。城をじっくりと観察することで、そのことを肌で感じることができ、とても感慨深いですね。
シニアのための利便性
姫路城はシニア訪問者のニーズを理解し、優れた利便性を提供しています。城内は整備され、明確な案内表示が設置されているため、シニアの方々も簡単に移動できます。急な階段がある場所には、休憩エリアやベンチが豊富に設けられており、落ち着いた雰囲気で休息を取ることが可能です。
主要な建物にはエレベーターが完備されており、移動に困難を感じる方でも安心して観光をお楽しみいただけます。また、シニア世代などで障害者手帳や車いすの利用の方は、本人と介助者1名が無料となり、楽しみながらお得に観光を満喫できます。(車いす利用者は本人と介助者3名が無料)
なお、天守や櫓(やぐら)には、エレベーターも無く、手摺があるものの非常に急で狭い階段になっています。そのため、姫路城内では、残念ながら車いす利用者の単独での見学はできません。しかし、熟練した介助者が2人から3人で介助される場合、入城口から天守群付近まで見学することができるそうです。
城の見どころ
姫路城には、天守閣だけでなく、大天守台や二の丸庭園など、見どころが充実しています。天守閣からは、姫路の街並みを一望することができます。また、二の丸庭園は、春は桜、秋は紅葉など、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。
国宝の大天守は姫路城の見どころの一つで、内部には武具や甲冑の展示や城の歴史の解説があります。最上階からは周囲の景色を眺めることができます。さらに小天守や櫓、門も見どころとしており、それぞれ防御や攻撃、茶の湯や石垣についての展示や解説があります。また、大天守や小天守、櫓、門を巡るコースや、千姫ゆかりの西の丸・化粧櫓を巡るコース、伝説の「お菊井戸」を巡るコースなどがあります。
スマートフォン用の「姫路城大発見アプリ」は、姫路城の見どころを見学できる無料のアプリです。事前にダウンロードしましょう。ARやCGを活用し、姫路城の歴史や文化を体験できます。例えば、城内の特定の場所でアプリを起動すると、歴史上の人物が姫路城の秘話を語り、建造物の内部や外観を実際に操作して楽しむことができます。また、姫路城に関するクイズやゲームも提供しており、成績に応じてオリジナルのスタンプやグッズを得られます。
姫路市内で宿泊する際は、姫路駅のすぐ近くにあるホテルモントレ姫路がおすすめです。真正面に姫路城のライトアップが観ることができ、まさに壮観ですよ。
周辺の観光地
姫路市には、城の訪問後もシニアの訪問者に適した観光地が数多くあります。城の隣には好古園という日本庭園があり、9つの異なる美しく手入れされた風景を楽しむことができます。これはゆっくりとした散歩や静かな茶道を楽しむのに最適な場所です。
市内には、整備されたショッピング街や、姫路の地元料理を提供するレストランが存在します。宗教的な場所に興味がある方には、ハリウッド映画「ラストサムライ」の撮影地としても知られる書写山円教寺があり、城からバスで短時間でアクセスできます。
姫路城の周辺にも、シニア世代におすすめの観光スポットが数多くあります。
ちょっと足を延ばせば、宮島や厳島神社、倉敷などたくさんの名所がありますね。また、淡路島も比較的近くとても多くの観光地が点在してますね。
まとめ
ここでは、新型コロナウイルスが流行する前に、2019年5月下旬最後に行った連泊の旅「1日目の姫路城」を紹介しました。
私は、30年以上前にも姫路城を訪れたことがありました。今回の姫路城は、前回と違い、5年に渡る城の塗り替え工事が終わった後だったので、白く美しい姿がとても印象的でしたね。
その歴史的重要性、シニアに優しい施設、そして周辺の観光地とともに、姫路城はシニアにとって充実した思い出に残る訪問地となるでしょう。その永遠の魅力と姫路市の「温かなもてなし」は、文化、歴史、そしてリラクゼーションを組み合わせた忘れられない体験を作り出します。
シニア世代はもちろんのこと年齢に関係なく、姫路城は日本の豊かな過去と、その遺産を未来の世代へ引き継ぐための「保全への取組み」がとても印象に残っています。
姫路城は、世界遺産にふさわしく日本の歴史や文化を感じられる素晴らしい城郭です。シニア世代でも安心して楽しめる、魅力的な観光スポットです。その魅力を是非一度、体験してみてください。
次回は、2日目の天橋立・東尋坊が中心の紹介となりますので、お楽しみに!!