シニア旅行(下呂温泉編)

Uncategorized

2024年シニア旅行の第2弾として、下呂温泉、高山、そして白川郷の旅をお届けします。

前回、私たち夫婦は未踏の地、北海道の釧路湿原に初めて足を踏み入れました。幸いにも天候に恵まれ、思い出深い充実した時間を過ごすことができました。釧路湿原の自然美と雄大さには圧倒されました。日本最大級のこの手つかずの湿原は、まさに一見の価値があります。豊かな自然の中で、様々な野鳥や野生動物との出会いは、私たちの心を深く癒してくれました。

シニア旅行(釧路湿原後編)
前編では、釧路湿原がなぜ国立公園に指定されたのか、その背景と重要性を詳しく説明しました。釧路湿原の自然環境の豊かさや生態系の形成・保護についても触れ、私たち夫婦が訪れた際の1日目の様子を共有しました。 後編では、2日目の活動に焦点を当てます...

今回は、まず最初に訪れた最初の宿泊地である下呂温泉を紹介します。下呂温泉は、その優れた泉質と豊富な湯量で知られ、「美人の湯」として親しまれています。草津・有馬と並んで「日本三名泉」の一つに数えられる由緒ある温泉地です。アルカリ性単純温泉の特性を持つ下呂温泉は、肌に優しく滑らかな触感が特徴です。湯に浸かることで血行が促進され、疲労回復や美肌効果が期待できます。

豊富な湯量を誇る下呂温泉のやさしいお湯に身を委ねると、日々の喧騒から解放され、心身ともにゆったりとほぐれていきます。源泉かけ流しの湯は、常に新鮮な温泉水が循環しているため、より効果的に温泉の恵みを享受できます。この贅沢な時間の中で旅の疲れを癒し、翌日からの観光に向けて英気を養います。

若かりし頃、飛騨高山や白川郷を訪れた際、下呂温泉にも行きたかったのですが、時間の都合で叶いませんでした。今回、ようやくその願いが実現しました。

下呂温泉は、その名高い温泉と川魚で知られています。そのため、宿泊先の懐石料理や露天風呂、さらには名物のアマゴ蕎麦を中心に紹介したいと思います。

本日の予定(9月30日)

午前8時に品川駅から新幹線に乗り、名古屋で高山線に乗り換え、下呂には11時半に到着しました。予定では、桔梗屋で「アマゴ蕎麦」を堪能した後、温泉街を散策し、その後ホテルでゆっくり過ごす計画でした。

この日は残暑が厳しく、散策には少々辛い一日となりましたが、幸い天気に恵まれ、ほぼ計画通りに過ごすことができました。

懐石宿 水鳳園

源泉かけ流しで名高い下呂温泉の水鳳園に宿泊しました。水鳳園は、岐阜県の下呂温泉に位置する由緒ある懐石宿です。下呂温泉は、草津、有馬と並ぶ日本三名湯の一つとして知られており、その特徴的なアルカリ性単純泉は肌に優しく滑らかで、心身ともに癒してくれます。水鳳園では、伝統と現代の快適さが融合した、魅力的な施設とサービスを提供しています。

【公式】下呂温泉 懐石宿 水鳳園(すいほうえん)
水鳳園は下呂温泉の高台に佇む、静かな懐石宿です。物事の始まりという意味を持つ「濫觴(らんしょう)」の言葉を大切に、おもてなしの心で皆様をお出迎えいたします。

この日は、ゆったりとした時間の中で下呂温泉街を散策しました。その後、旅館に戻り、心身をリラックスさせる温泉浴を楽しみました。湯上がりには、地元の食材を活かした美味しい懐石料理に舌鼓を打ちました。

多彩な客室

和の趣を大切にしつつ、現代的な快適さを兼ね備えた客室を取り揃えています。標準的な和室から贅沢な離れの特別室まで、様々なニーズに対応します。各部屋には、ゲストの安全と快適さを考慮した最新の空気清浄機や衛生用品が完備されており、安心して滞在を楽しめます。また、露天風呂付客室には、いつでも気軽に楽しめる温泉が待っています。

充実した温泉施設

水鳳園では、3種類の温泉浴が楽しめます。プライバシーを重視する方には貸切風呂、広々とした空間で湯浴みを楽しみたい方には大浴場、自然との一体感を味わいたい方には露天風呂がおすすめです。特に露天風呂は、開放的な空間で四季折々の景色を楽しめ、晴れた夜には満天の星空を眺めながらの入浴も可能。これらの多様な温泉施設で、心身ともにリラックスした時間を過ごせます。

温泉 | 【公式】下呂温泉 懐石宿 水鳳園(すいほうえん)
水鳳園のある下呂温泉の湯は、美人の湯といわれ、草津・有馬と並ぶ「日本三名泉」に数えられます。湯量豊富な下呂温泉のやさしいお湯を纏い、心も身体もほぐれていきます。

洗練された食事

水鳳園の自慢は、地元の食材を活かした創作懐石料理です。和の伝統的な懐石料理はもちろん、イタリアンの要素を取り入れた創作懐石も提供し、幅広い味覚を満足させます。特に、地元の誇りである飛騨牛や、岐阜県の特産米「銀の朏(みかづき)」を使用した料理は絶品。季節ごとに変わるメニューで、旬の味覚を存分に楽しめます。また、地元の日本酒や焼酎も取り揃え、料理とのペアリングも楽しめます。

桔梗屋アマゴ蕎麦

桔梗(キキョウ)屋は、岐阜県郡上市に位置する由緒ある蕎麦屋です。特に「アマゴ蕎麦」で地元の人々や観光客から高い評価を得ています。アマゴは清らかな渓流に生息する鮭の仲間で、新鮮で繊細な味わいが特徴です。桔梗屋では、このアマゴを贅沢に使用した蕎麦料理を提供しており、その絶妙な組み合わせは多くの食通を魅了しています。以下に、桔梗屋の魅力をより詳しく紹介します。

桔梗屋【公式ページ】岐阜県下呂市
岐阜県下呂市の手打ちうどん・そば「桔梗屋」です。

アマゴ蕎麦

看板メニューの「アマゴ蕎麦」は、新鮮なアマゴを丁寧に調理し、香り高い蕎麦と組み合わせた逸品です。アマゴの繊細な風味と手打ち蕎麦の香ばしさが絶妙にマッチし、口の中で豊かな味わいが広がります。アマゴは季節によって味わいが変化するため、訪れる時期ごとに異なる味の深みを楽しめます。

多彩なメニュー

アマゴ蕎麦以外にも、季節の食材を活かした様々な蕎麦料理を楽しめます。春の山菜天ぷら蕎麦、夏の冷たいざる蕎麦、秋の松茸蕎麦、冬の温かい鴨南蛮蕎麦など、四季折々の味覚を堪能できます。また、郡上の清流で育った岩魚を使った料理も人気です。地元の食材にこだわり、素材の味を最大限に引き出す調理法で、訪れる人々を楽しませています。

趣のある雰囲気

桔梗屋の店内は、古民家を改装した落ち着いた空間です。木の温もりを感じる梁や柱、畳の座敷など、日本の伝統的な建築様式を活かした内装が、食事の雰囲気をさらに引き立てます。窓からは郡上の美しい自然景観を眺めることができ、ゆったりとした時間の中で、心身ともにリラックスしながら食事を楽しめます。桔梗屋は、地元の食材を活かした本格的な蕎麦料理と、心温まるおもてなしが、訪れる人々に忘れられない思い出を提供します。

下呂温泉を訪れる際は、ぜひ桔梗屋でアマゴ蕎麦を堪能し、岐阜の魅力を五感で感じてくださいね。

温泉街散策

散策コース

  • 足湯:下呂温泉には散策中に楽しめる6カ所の無料の足湯があります。しかし、この日は30度近くあったので足湯を楽しむ気分にはなれませんでした。晩秋や冬なら最高の体験になったはずなので、とても残念でした。
  • スイーツ:今やスイーツは様々な温泉街にあります。ここでは、下呂プリンや、GEROGEROみるくスタンド、げろプリンソフトなどが有名です。今回は、暑さと珍しさからペリゴールの「とちの実クラッシュアイス」を食べることにしました。

  • 湯めぐり館:この観光交流センターには、持ち帰ることのできる多くに観光パンフレットなどが用意されています。旅行者の無料休憩所もあり、散策場所の確認などにも利用できます。また、飲食も可能ですが、ゴミはすべて持ち帰りとなります。

このセンターでペリゴールの「とちの実クラッシュアイス」を食べることにしました。とても美味しかったですね。

有名スポット

  • 下呂発温泉博物館:下呂温泉の歴史や文化、温泉の科学的特性などを展示・紹介している施設です。温泉に関する様々な資料や展示物を通じて、下呂温泉の魅力を学ぶことができます。なお、ここには足湯や歩行浴の癒しコーナーもあります。
下呂発温泉博物館 - 下呂市ホームページ
  • 温泉寺:高台に位置する温泉寺は、173段の石段を上ると境内に到着します。山門からは下呂の町を一望でき、本堂前には湯薬師如来像と湧き出る温泉があります。静かな環境と美しい景色が魅力の温泉寺は、観光の合間にゆったりとくつろげる場所です。
下呂温泉 温泉寺
  • 下呂温泉合掌村:昔の生活を体験できる野外博物館です。白川郷から移築された合掌造りの家屋が並び、村には二つの主要な見どころがあります。
    1. 「合掌の里」:昔の村落を再現した区域で、民俗資料館や体験工房を備えています。
    2. 「歳時記の森」:桜や紅葉など、季節の美しさを楽しめる自然豊かなエリアです。

    ここでは、飛騨地方の人々の伝統的な暮らしを身近に感じることができます。

下呂温泉 合掌村 公式ホームページ
下呂温泉合掌村は、白川郷などから移築した合掌造りの民家で集落を再現した博物館です。村内には、飛騨人の素朴な心を感じることができる様々な施設がございます。下呂温泉 合掌村にどうぞお越し下さい。

この有名スポットの中で、宿泊旅館の近くにある下呂温泉合掌村を訪れることにしました。しかし、入館料がかかることと、翌日に合掌造りの本場である白川郷に行く予定があるため、外観のみを楽しむことにしました。

おわりに

下呂温泉への旅は、長年の夢が叶った素晴らしい経験でした。温泉好きの私たちにとって、下呂温泉は特別な場所です。湯はなめらかで透き通り、量も豊富でした。街中には足湯もあり、噂通りの魅力がたくさんありました。おかげで下呂温泉の文化を十分に楽しむことができました。ただ、残念だったのは、今年の暑さが厳しくて足湯に入る気分になれなかったことです。

宿泊先も期待以上の満足感をもたらしてくれました。懐石料理を売りにする宿で、その食事の質は想像を超えるものでした。地元の食材を活かした創意工夫あふれる料理、丁寧な調理法、美しい盛り付けに感銘を受けました。特に、お刺身と飛騨牛の料理は絶品で、この地域の豊かな食文化を体感できました。

最近の日本の観光地の変化はとても興味深いです。外国人観光客が増加しており、特にヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアからの来訪者が目立つようになったと感じました。これは、円安で日本旅行が安くなったため、日本の観光業全体が国際的になってきていることを示しています。

しかし、下呂温泉は他の有名観光地と比べると、まだ昔ながらの趣が色濃く残っています。外国人観光客は比較的少なく、旅館のスタッフも大半が日本人です。とはいえ、今後は国際化の影響を避けられないでしょう。伝統を守りつつ新たなニーズに応える取り組みが、これからの課題と思われます。

この旅を通じて、日本の温泉文化の魅力を再認識するとともに、観光業界の変遷を肌で感じることができましたね。温泉好きの方々は、是非一度下呂温泉に来てみてはいかがでしょうか。

※ 次回は10月1日の白川郷の旅となります。どうぞお楽しみに。

《 シニア旅行の旅情報

シニア旅行(釧路湿原前編)
感動の釧路湿原 ノロッコ号と釧路川カヌーの旅 前回、新型コロナウイルスの感染が落ち着いた後に行ったシニア旅行を紹介しました。その旅行は、美しい沖縄県の宮古島への3泊4日の計画でした。私たちは初めて宮古島を訪れ、2023年の12月に旅行しまし...
シニア旅行(能登・金沢編)
前回の旅では、2日目の天橋立・東尋坊が中心の紹介となりました。3日目、4日目の今回は能登半島にある和倉温泉「加賀谷」と金沢にある名所「ひがし茶屋街」や「兼六園」「長町武家屋敷跡」などの紹介となります。石川県の能登半島は素朴で魅力的な風景が広...
シニア旅行(能登・金沢編)
前回の旅では、2日目の天橋立・東尋坊が中心の紹介となりました。3日目、4日目の今回は能登半島にある和倉温泉「加賀谷」と金沢にある名所「ひがし茶屋街」や「兼六園」「長町武家屋敷跡」などの紹介となります。石川県の能登半島は素朴で魅力的な風景が広...

 

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました