庭づくり(下草物語編)

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新しく庭づくりを始めてから早くも1年以上が経ちました。この一年間で、庭づくりとともに様々な草花や野菜、果物の育て方や維持管理の方法について紹介してきました。具体的には、土の準備方法、植え付けのタイミング、定期的な水やりや肥料の与え方など、細かなポイントも含めてお伝えしてきました。

これまでに紹介してきた内容は、多くが成功談に近いものでした。例えば、バラの剪定、トマトの支柱立て、イチゴのランナーの管理など、成功した事例を中心にお話ししてきました。しかし、様々な種類の植物に挑戦してきたため、失敗したものも多くあります。私自身の経験や学びを通じて、成功だけでなく失敗も庭づくりの一部であることを感じています。

今回は、様々な植物を育ててきた中で、失敗した例をいくつか紹介したいと思います。まず初めに、下草の失敗事例を紹介します。丈夫な下草のはずが、思い通りに育たなかったケースがありました。このような失敗から学んだことを共有することで、これから庭づくりを始める方々に役立つ情報を提供したいと思います。

私は、県が主催する「園芸街づくりコース」に何年も在籍しており、様々な植物に関する知識と育成方法について学んできました。庭づくりにも、それまで学んだ経験や知識を生かすように取り組んでいます。

ヒメイワダレ草

グランドカバーとして丈夫で増殖しやすいこの下草を購入しましたが、結果的にはイマイチでした。確かに、比較的丈夫で増殖して範囲を広げる効果は高いです。しかし、同時に雑草も生えやすく、メンテナンスに手間がかかるようになったため、雑草とともに除去することにしました。

芝生の代替としてイメージしていたのですが、イメージどおりにはいかず、残念な結果に終わりました。具体的には、最初の数ヶ月は順調に成長し、下草エリア全体に広がっていく様子が見られました。しかし、雑草が生えるスピードも速く、頻繁に手入れをしなければならない状況になってしまいました。

さらに、土壌の質や日照条件も影響していたのか、場所によっては下草の成長が不均一になり、見栄えも良くありませんでした。結局のところ、芝生のように均一で美しい仕上がりを期待していたのですが、その期待には応えられませんでした。

この経験を通じて、今後はもっと慎重にグランドカバーの選定を行い、メンテナンスの手間も考慮に入れた選択をすることが重要だと感じました。

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下草エリアは範囲を限定して管理しやすくしていましたが、やたらに伸びすぎたり、雑草に負けてしまっている場所もあり、グランドカバーとしての役割はあまり果たしていませんでした。期待していたのですが、とても残念です。

シバザクラ

この下草エリアでは、当初ヒメイワダレ草とシバザクラをグランドカバーとして購入しました。しかし、ヒメイワダレ草は期待に反し、グランドカバーとしてはあまり相応しくありませんでした。成長は早く、広がりも比較的早いのですが、見た目があまり良くなかったのです。現状では、シバザクラ中心のグランドカバーを目指しています。しかし、シバザクラは成長スピードが比較的ゆっくりで、あまり広がりを見せませんでした。そこで、今年新たに苗を植えましたが、その苗もあまり成長しませんでした。

シバザクラは色々な種類があり、色も多様です。ピンクや白、紫など、花の色が豊富で、庭をとても鮮やかにしてくれます。今年はヒメイワダレ草を除去したので、来年はそのスペースにも新たな丈夫で美しいシバザクラを植える予定です。

シバザクラは、花がとてもきれいで4月から5月にかけて目を楽しませてくれますね。雑草対策をしっかり行い、来年こそシバザクラをよりきれいなグランドカバーとして育てていきたいと考えています。

また、肥料や水やりの頻度も見直し、シバザクラの成長を促進するための工夫も取り入れていきたいと思います。来年の春には、美しいシバザクラの花が咲き誇る下草エリアを楽しみにしています。

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セダム

セダムは、大きな鉢でさまざまな種類を楽しめるように寄せ植えにしました。ところが、種類によって成長スピードがかなり違うため、一部のセダムが広がりを見せています。例えば、ある種類のセダムは他のものよりも早く成長し、勢いよく広がっていきました。

当初は色のバランスを考え、きれいに見えるように工夫して植えたのですが、今ではバランスが崩れ、成長スピードが速いセダムが全体の半分以上を占めてしまいました。これにより、他の種類のセダムが圧迫され、見栄えが悪くなってしまいました。

セダムの中でも、このオノマンネングサが圧倒的に強いです。今年の夏の暑さでほとんどのセダムが元気がなく枯れそうですが、このセダムは暑さにも負けず頑張っていますね。

セダムはグランドカバーとしても役立つので、シバザクラがうまくいかなかった場合には、その代わりとして成長スピードが速いセダムの活用を検討しています。これにより、雑草の発生を抑える効果を期待しています。また、他の植物との調和を図るために、セダムの配置を見直し、より美しい景観を作ることも検討しています。

ただし、多肉植物型セダムは成長スピードが速いですが、寒さに弱いものもあるため、グランドカバーとして適さない場合がありますので、注意が必要ですね。

その他の下草

ハツユキカズラ

ハツユキカズラは、成長スピードが非常に速く、ツル性の植物なので根もしっかりと張ります。この特性から、グランドカバーとしても利用できます。広いエリアを短期間で覆うことができるため非常に便利ですが、一方で広がりすぎてしまうと管理が非常に大変になります。特に、定期的な剪定が必要となり、手間がかかることが多いです。

このため、現在では鉢植えで管理を行うようにしています。鉢植えにすることで成長をコントロールしやすくなり、手入れも簡単になります。また、室内やベランダなど限られたスペースでも楽しむことができるため、多くの人に好まれています。

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ハツユキカズラは、やはり鉢植えで管理するのがベストですね。地植えで管理すると増えすぎて、とても管理が大変になりますね。

オタフクナンテン

オタフクナンテンは、その美しい葉と低い成長高さから、下草としての活用も非常に適しています。実際、私たちの庭ではいくつかのオタフクナンテンを鉢植えで管理していますが、一部を下草としても使っています。この植物は庭全体に調和をもたらし、他の植物との組み合わせも素晴らしいものになります。

しかし、最近の急激な暑さのために、オタフクナンテンは元気を失い、とても弱々しい状況が続いています。これに対処するためには、適切な水やりや日陰を作る工夫が必要かもしれません。

オタフクナンテンは、丈夫で下草としてもとても管理しやすい特徴があります。しかし、この数年の猛暑で夏は元気をなくす場合が増えてきましたね。

マホニア  コンフューサ

このコンフューサは、オタフクナンテンと一緒に下草として庭の美観を引き立てるために活用しています。当初はとても元気でしっかりと育っていたので、庭全体にわたって緑豊かな風景を提供してくれていました。しかし、最近の厳しい暑さの影響で、葉の一部が葉枯を起こしてしまい、生き生きとした状態を保つのが難しくなってきています。

ここ数年、コンフューサは夏に葉枯れを一部起こすようになってきています。夏の猛暑が様々な下草に影響を及ぼすようになってきていますね。

おわりに

最近の猛暑で、庭の草花の管理が非常に難しくなっています。朝の水やりにもかなりの時間を割いています。庭には多くの種類の草花の他に、野菜や果物も育てているので、この猛暑が一層維持管理を難しくしています。特に、トマトやブルーベリーなどは水分をたくさん必要とするため、朝の水やりが欠かせません。

ガーデニングはとても好きで始めたのですが、最近の暑さは一層厳しく、長く続くようになっています。このため、庭の草花の種類などの見直しが必要な時期に来ているのかもしれません。例えば、耐暑性のある下草や乾燥に強い多肉植物を増やすことで、少しでも手間を減らせるのではないかと思います。

これから毎年夏の暑さがより厳しくなることや年齢も考慮に入れて、できるだけ長く続けられる庭づくりを進めていきたいと考えています。庭仕事は体力を使うことが多いため、種類を減らし管理のしやすい植物を増やすことで、無理をしない範囲で楽しみながら続けたいと思っています。

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