香味野菜 魅力的なミョウガのシーズン到来
ミョウガは、ショウガ科ショウガ属の多年草植物です。この植物は、地下茎から出る花蕾を食用とすることが一般的で、独特の香りと辛味、そしてシャキシャキとした食感が特徴です。ミョウガは日本料理において、薬味や付け合わせとして頻繁に使用され、その風味と食感が料理にアクセントを加えます。
また、旬は6月から8月頃で、夏野菜として広く親しまれています。この時期には、ミョウガを使ったさまざまな料理が食卓に並び、季節感を楽しむことができます。さらに、ミョウガにはビタミンやミネラルが豊富に含まれており、健康にも良いとされています。
わが家の庭にも、毎年6月から7月にかけて収穫期を迎えます。今年も、蕎麦や冷ややっこ、サラダなどの薬味して活用しています。今回は、毎年この時期の食卓に欠かせなくなっているミョウガについて記事にしたいと思います。
このミョウガは、私の母が植えたもので、毎年たくさんのミョウガが収穫できます。薬味としての利用価値が高く、様々な料理に利用していますね。
特 徴
ミョウガには独特の食感と香りがあり、料理に爽やかなアクセントを加えます。さらに、ミョウガには次のような特徴があり、夏バテ防止にも役立ちます。
- 香り: α-ピネンという精油成分による、独特の爽やかな香りがあります。
- 辛味: 辛み成分はショウガオールとジンゲロールで、ショウガよりも弱めです。
- 食感: シャキシャキとした歯ごたえがあります。
- 栄養: ビタミンC、ビタミンK、カリウム、食物繊維などが豊富に含まれています。
- 効果: 食欲増進、消化促進、疲労回復などに効果があります。
ミョウガは栄養価が高く、特に暑い夏のシーズンには欠かせない食材です。この季節には体が暑さで疲れやすく、食欲が落ちることが多いですが、ミョウガを料理に加えるだけで驚くほど食欲が増し、美味しく食べられますね。
美味しい食べ方
ミョウガは、生で薬味として食べることが一般的です。そうめん、冷奴、納豆などに添えると、爽やかな風味と食感をプラスできます。また、生のまま薄切りにしてサラダや和え物にしたり、酢漬けにするのもおすすめです。加熱すると香りが飛んでしまうので、生で食べるのが一番です。ミョウガは生で薬味として使われることが多いですが、加熱しても美味しくいただけます。
加熱する場合
- 炒め物: ミョウガを細切りにして、肉や野菜と一緒に炒めます。
- 味噌汁: ミョウガを薄切りにして、味噌汁の具材として使います。
- 天ぷら: ミョウガを薄切りにして、天ぷらにします。
美味しいレシピ
- みょうがの甘酢漬け: 爽やかな味わいで、ごはんのおかずにぴったりです。
- 大根とみょうがの塩昆布和え: さっぱりとした一品で、食欲を刺激します。
- みょうがと鶏肉のポン酢炒め: 炒めて美味しい組み合わせです。
- 和え物: ミョウガを千切りにして、きゅうりやわかめなどの野菜と和えます。
なお、ミョウガを選ぶ際は、① 鮮やかな赤紫色をしているもの、② 全体的にふっくらとしていて、先端が尖っているもの、③ 独特の爽やかな香りがしているものが良いでしょう。
保存方法
ミョウガは常温で保存するとすぐに傷んでしまうので、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。保存期間は1週間~10日程度です。塩漬けにすると保存がきき、長期間楽しむことができます。
ミョウガを保存する際は、新聞紙に包んでからビニール袋に入れて保存すると、鮮度が長持ちしますね。
注意点
- ミョウガの香りと辛味は、主にα-ピネンという成分によるものです。α-ピネンは刺激が強いので、食べ過ぎると胃腸を刺激することがあります。
- ミョウガは冷性なので、食べ過ぎると体を冷やす可能性があります。
まとめ
ミョウガは独特の爽やかな香りと、ほのかな苦味と辛味を持つ香味野菜です。生で薬味として使われることが多いですが、加熱しても美味しく食べられます。そのまま刻んで冷ややっこやそうめんに添えたり、炒め物や煮物に加えても一層風味が引き立ちます。ミョウガを上手に料理に取り入れて、食卓を彩りましょう。
ミョウガは保存がきく野菜です。新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室で保存すると、日持ちがします。また、冷凍保存も可能で、使いたいときにさっと取り出して使えます。ミョウガの花も食用にすることができます。天ぷらや漬物などにすると、独特の風味が楽しめます。ミョウガの花びらをサラダに散らすと、見た目も華やかになります。
ミョウガは夏にぴったりの香味野菜です。冷たい料理や温かい料理に幅広く使えるので、ぜひ色々な料理に活用してみてください。
次回は、ちょうどミョウガと同時期に収穫できるシソ(大葉)の紹介記事になります。シソ(大葉)の葉は柔らかく、さわやかで良い香りが特徴です。お楽しみに。
【 参考情報 】