庭づくり(落ち葉編)

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秋は美しい紅葉に彩られ、素晴らしい色彩で溢れる季節ですが、その一方で、落ち葉は庭のメンテナンスにおける大きな課題となることもあります。庭を清潔で美しい状態に保つためには、落ち葉の清掃が不可欠です。これは、特に私たちの家の庭では、秋から初冬にかけて毎日のように繰り返される作業となります。

2023年は猛暑と暖冬の影響を受け、通常よりも落葉の時期が1~2ヶ月ずれるという現象が見られました。例えば、桜の葉が1月に入っても一部残っているなど、通常では考えられない事態が起こりました。その結果、柿の木から桜まで、あらゆる種類の木々の落ち葉の清掃が長期にわたって必要となり、庭のメンテナンスがより一層重要となりました。

この記事では、そんな落ち葉の掃除とその有効活用について、具体的な方法を提案しながら詳しく考察します。

落ち葉の掃除

私たちの庭は、土、コンクリート、タイル、砂利、そして人工芝で構成されています。各素材が庭の異なる部分を表現し、全体の印象を豊かにする役割を果たしています。雑草対策も十分に施されており、美観を損ねることなく、概ね庭を整備した状態に保つことができています。

一方、落ち葉対策は少々難しく、特に砂利と人工芝のエリアで問題となります。砂利のエリアでは、落葉が目立たないため、大きな葉だけを取り除き、美観を保つようにしています。

人工芝のエリアでは、落ち葉が目立ち、美観を大きく損ねる可能性があるため、落ち葉を見つけたらなるべく早めに掃除しています。芝の長さは20mmに設定しており、葉が芝の中に入り込むことはほとんどないため、掃除時間を大幅に短縮し、手間を省くことができました。

以前は、雑草対策と落ち葉掃除で多くの時間を費やしていましたが、新しい庭作りを通して、美しい風景を維持しつつ、庭いじりの時間をより楽しむことができています。

人工芝の芝丈を本当はもう少し長くしたかったのですが、掃除が大変になると思い今の長さにしましたが、本当に良かったなと感じていますね。

落ち葉の堆肥化

秋の季節になると庭は落ち葉でいっぱいになりますが、それらをただ捨てるのではなく、堆肥化を検討してみてはいかがでしょうか。我が家では、この自然の資源を有効に利用し、自家製の堆肥を作るためにコンポストを用いています。

落ち葉から堆肥を作るというのは、庭におけるリサイクルの一環であり、同時に庭に豊かで栄養満点の土を作り出す素晴らしい方法でもあります。まず、落ち葉を細かく砕いた後、家のコンポストに可能な限り多くの落ち葉を詰め込みます。コンポストに入りきらない落ち葉は、市の指定する落ち葉専用のゴミの日に出します。

この自家製の堆肥は、私たちの庭で野菜を育てるための肥料として再利用します。こうした堆肥は、土壌の構造を改善し、植物の成長を助けるのに役立ちます。

わが家では、落ち葉のみで堆肥を作っています。落ち葉のみですと管理が比較的楽ですが、いい堆肥になるには時間を要しますね。

堆肥作りには一般的に、堆肥箱を使用します。草刈り屑やキッチンの生ゴミ等の緑の素材と、落ち葉を交互に重ねていき、数週間ごとに混ぜ合わせることで堆肥化を進めます。このプロセスを繰り返すことで、自然と豊かな堆肥が作られます。

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落ち葉のマルチング

落ち葉をマルチとして使用することは、庭の管理において非常に有効な手段の一つです。細かく裂いた落ち葉は、庭の木や植物の根元に敷き詰めることで、厳しい冬の気温からこれらを守る保護層を提供します。この層は、低温によるダメージを防ぎ、植物の生存を支援します。

加えて、落ち葉のマルチは土壌の水分を保つ役割も果たします。これは特に乾燥した季節に有効で、植物が必要とする水分を確保するのに役立ちます。また、雑草の成長を抑制する効果もあり、庭の管理を容易にします。

最後に、落ち葉をマルチとして使用することは、環境に優しく、費用対効果の高い庭の管理方法と言えます。しかし、害虫の発生を引き起こす可能性もあるため、特にカミキリムシの害を受けやすいサクラやモミジなどの樹木の根元には、虫が湧かないように薄く敷くことをおすすめします。

落ち葉のマルチは、費用対効果としてはすぐれていますが、害虫も発生しやすく

なるので、一部桜の木などにしか行っていませんね。

まとめ

落ち葉の掃除は、多くの人が思うように面倒な作業である必要は全くありません。実際には、この作業は庭の維持と家全体の外観向上に非常に貴重な機会を提供します。正しいアプローチと方法を採用すれば、役立つ資源を手に入れることができます。

例えば、落ち葉は堆肥化やマルチングに最適です。これにより、落ち葉はただ単にリサイクルされるだけでなく、庭の土壌を栄養豊富にし、植物を保護するための自然のマルチとして機能します。これは、土壌の健康を維持し、植物が生長するのに最適な環境を提供するのに大いに役立ちます。

ただし、害虫が発生しやすい環境になる場合もありますので、落ち葉のマルチを進めるにあっては、十分な注意が必要となります。

秋が来て落ち葉が降り始めたら、それを機に有意義な作業に変えてみましょう。庭の美観だけでなく、植物の健康にも寄与できます。これからは、今年のように暖冬の影響で、毎年冬の間も落ち葉が降るようになるかもしれませんね。

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