前回に続き、今回も私が2023年に取り組んでいる健康生活習慣についての自己評価を行います。前回は、食事、運動、ストレス管理、そして睡眠についての評価を行いました。今回は、健康診断、健康寿命、生活習慣病、そして感染症の予防と対策についての評価を行います。
この自己評価は、自分自身の健康状態を客観的に把握し、今後の生活習慣改善の参考にするためのものです。自分自身の健康の状態を理解することは、より健康的な生活を送るための第一歩であり、それが生活習慣病などの予防につながると考えています。
評価基準は、S、A、B、Cとします。これらは私の健康状態を的確に評価するための基準であり、それぞれが私の健康状態をさまざまな観点から判断するのに役立ちます。
この自己評価を通じて、私の経験と視点を共有し、皆様の健康生活に貢献できればと思います。皆様の健康生活に対する理解と意識が深まることを願っています。
健診診断(A)
健康診断やがん検診を受けることは、将来の健康に大きな影響を与えます。具体的には、がん検診を通じて早期発見・早期治療が可能となり、治療効果を高めることができます。
健康診断を受けることで、生活習慣病等のリスクを把握し、予防や改善に努めることが可能になります。特にシニア世代には、40歳から74歳までの特定疾患に対する特定健康診査と、75歳以上が受ける後期高齢者健康診査があり、これらは生活習慣の予防や改善を重視した健診となります。
また、がん検診は健康な人でも受けることが推奨されており、定期的な受診が重要です。胃がん、乳がん、肺がん、大腸がんなどの検診が企業や行政によって行われ、早期発見を目指します。
私が40代だったときは、共済保険の健診を利用していました。シニア世代になると、人間ドックを受けるようにしました。60代中盤からは、主に市の特定健診を利用しています。
最近数年は健康アプリを使って自己管理を行い、必要に応じて主治医と相談しながら血液検査を受けています。がん検診については、人間ドックを受けていた時期には様々な種類を受けていましたが、現在は主に胃がんと肺がんの検診を受けています。
《 評価ポイント 》
2023年には、詳細な血液検査、B型とC型の肝炎検査、そして胃と肺のがん検診を受けましたが、特に異常な所見はありませんでした。年齢を考慮して、前立腺や血糖値に注目し、通常の血液検査に加えてPSAとHbA1cの検査も行いました。特に異常は見られず、血液検査の結果は若い頃に比べて非常に良好な状態を保つことができています。
健康寿命(A)
日本は高齢化社会に直面しており、健康な老後を送るためには健康寿命の延伸が重要になっています。健康寿命を延ばすためには、高齢者に多く見られるフレイルやサルコペニア、認知症などに対応する必要があります。適切な対策を取れば、これらの症状を抑制し、健康寿命の延伸につなげることができます。
そのためには、適切な食事、適度な運動、十分な睡眠、ストレス管理が必要です。具体的には、食事ではたんぱく質を多く摂取し、ウォーキングや筋トレ、ストレッチなどで筋肉量を維持しましょう。質の良い睡眠を確保するためには、睡眠環境の整備や睡眠リズムの調整が大切です。また、ストレスを適切に管理するためには、趣味やスポーツ、マインドフルネスなどを通じて、自分に合ったストレス解消法を見つけることが重要です。
私は20年以上にわたり両親の介護をしてきました。仕事を続ける一方で、時として大変な瞬間もありました。そうした厳しい経験から、大学院では「日本における健康寿命の延伸に関する調査研究」をテーマに修士論文を作成し、「Best Paper Award」を受賞しました。
私は、今後も健康寿命の延伸に向け、自らの体験を通し、その効果を継続的に発信していきたいと考えています。
《 評価ポイント 》
様々な研究論文や統計データによると、シニア世代は年齢とともに筋肉の衰えや歩行速度、歩幅、握力の低下が顕著になる傾向があります。そこで、筋肉の維持向上を目指し、私はたんぱく質とビタミンDの摂取を心掛けています。また、ウォーキング、筋トレ、ストレッチを毎日のルーチンに取り入れています。趣味として、そして脳の活性化のために、ChatGPTを使ったデータ分析や文書作成も行っています。
生活習慣病(S)
生活習慣病とは、食生活や運動不足、ストレスなどの生活習慣が引き起こす病気を指します。これらの生活習慣が乱れると、次第に病気のリスクが高まり、体の各部位に影響を及ぼす可能性があります。
これらの病気は、生活習慣の改善によって予防可能です。健康的な食事、適度な運動、ストレス管理など、日常生活の中で意識的に行うことで、生活習慣病のリスクを減らすことができます。
私は生活習慣病と健康寿命の間に明確な相関関係があると考えています。生活習慣病は、日常的な生活習慣が直接的な原因となる病気で、糖尿病や高血圧がその代表例です。
これらの病気が進行すると、網膜症、腎症、神経障害などの深刻な合併症が生じる可能性があります。さらに進行すると、心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な病状が発生し、透析が必要になることもあります。最悪の場合、失明や梗塞による後遺症、寝たきりといった重度の後遺症を引き起こします。これらは、日本の健康寿命に大きな影響を与えることになっています。
《 評価ポイント 》
シニア世代になってからは、特に生活習慣の改善に注力してきました。がん検診や血液検査の結果、異常な数値は見られず、血圧も安定しています。現時点で、大きな改善ポイントは見当たらないので、この良好な状態を維持できればと考えています。
感染症(A)
感染症対策には定期的な予防接種が重要です。特にシニア世代には様々な感染リスクを防ぐ効果的な予防接種があり、これにより感染症や疾患の予防が可能です。
シニア世代の方の多くが新型コロナワクチンをここ数年間で何回も受けた経験のあるはずです。また、インフルエンザワクチンも毎年1回程度受ける方も多いと思われます。
シニア世代の健康維持には、健康診断だけでなく予防接種も重要です。医師や保健師のアドバイスを参考に、定期的に健康診断と予防接種を行うことが大切です。
2023年に私は新型コロナワクチンを2回、インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンを各1回受けました。新型コロナワクチンの初回接種後には頭痛などの副反応が見られましたが、回を重ねるごとに副反応は減り、他のワクチン同様に接種翌日の腕の痛み程度になりました。恐らく、2024年からは新型コロナとインフルエンザのワクチンを1回の接種で済ます予定です。
《 評価ポイント 》
これまでに、新型コロナワクチンを7回、インフルエンザワクチンを4回、破傷風ワクチンを2回、そして肺炎球菌ワクチンを1回接種しました。今後も、必要と判断されるワクチンは積極的に接種していく予定です。
最後に
今回、健康生活の維持を目指すため、我々が必要とする要素である健康診断、健康寿命と生活習慣病に対する予防と対策、そして感染症対策としてのワクチン接種について、自己評価を行いました。これらは、継続的な健康の維持と向上を目指す上で欠かせない要素です。前回同様、自己評価は常に自分自身への意識を高く保つよう努め、厳しく評価しました。その結果、高い評価が得られたことは嬉しく感じています。
私たちの健康は、日々の生活習慣や選択によって左右されます。それらを見直し、改善し続けることが重要です。今回の結果には満足していますが、これはあくまで一時的な結果であり、継続的な努力が必要です。これからも、健康状態を維持し、さらに改善できるように努めていきたいと考えています。
次回は、スキンケアや口腔内ケア、さらにはメンタルヘルスなど、健康対策の幅広い領域について自己評価を行っていく予定です。
シニア世代の方々も自己評価を行うことより、自身の健康状態についてより深く理解し、さらに健康的な生活を送るための新たなアイデアや取り組みを見つけることができることを願っています。