私はよく散歩をします。歩きながらさまざまな思考が巡ります。その際、たまに本屋に立ち寄ることがあります。散歩することは私にとって心のリフレッシュのための貴重な時間です。さまざまな景色や音に触れながら、新鮮なアイデアや気づきが生まれることもあります。
今回は、よく散歩で立ち寄る本屋で出会った良書の紹介記事となります。
散歩discovery
本屋に立ち寄ると、そこには数多くの興味深い本が並んでいます。タイトルに引かれた本を手に取って中身を見てみると、新しい視点や知識を得ることができます。その中でも特に印象に残った本は、「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」というジェイエル・コリンズの本でした。この本は、自由な生き方を実現するための投資についての教えをまとめたものです。私は自己成長や資産形成に関心があり、この本から新たな知識やアイデアを得ることができました。
散歩や本屋の訪問は私の日常生活の楽しみの一つです。散歩では新しい場所や風景を発見し、本屋では新しい本や知識に触れることができます。これらの行為は私にとって非常に意義深いものになっています。毎回新たな発見や学びを得ることで、人生のプラスになるような散歩を心掛けています。
シンプル投資法
この本は、投資の考え方を非常にシンプルに解説しており、投資が苦手な方や興味がない方でも理解しやすいです。特にシニア世代の方にとっても参考になる良書だと考えています。
新型コロナの影響により、世界中で金融投資の方向性が不確定な時期に出版されました。新型コロナが深刻化し、世界経済の不安定さが増す中で、この本は豊かで自由な生活を送るためのヒントやアイデアが詰まったシンプルな投資法を提案しています。
2020年初頭、新型コロナが流行し始めた頃で、株価も世界的に一時期急落してしまいました。東京オリンピックも延期となり、この先一体どうなるか先が読めず、とても不安な時代でしたね...
本書を読むことで、将来の不確実性に対してもより自信を持つことができます。投資に興味がない方や苦手な方にも参考になるこの本の主な内容は、次のとおりです。
たった1つに投資するだけ!
この筆者のおすすめは、米国株式インデックスファンドへの100%投資です。健全な投資は「シンプルイズベスト」ということでしょう。
投資は将来の資産形成において重要な要素です。株式インデックスファンドへの投資は、市場の状況に左右されにくく、リスクを分散するための効果的な手段です。また、過去40年間のデータに基づくと、米国株式インデックスファンドの平均利回りは11.9%という素晴らしい結果を示しています。
投資のステージが進んできた場合、債券や現金の割合を増やすことで、資産を維持することができます。これにより、リスクをコントロールしながら安定的な収益を追求することが可能です。
具体的な商品としては、バンガード(S&P500)インデックスファンドなどが挙げられます。これらの商品は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券などで購入することができます。
因みに、私はSBI証券でS&P500とeMAXIS Slim全世界株式と楽天証券で楽天・VTI(全米株式)などのインデックスファンドを運用しています。
投資には様々な要素が関わりますが、シンプルなアプローチが最も効果的であることが多いです。米国株式インデックスファンドへの投資は、その一例です。将来の資産形成のために、ぜひ検討してみてください。
うまい話や勧誘に騙されなくなる!
日本では、高金利や高配当を確約した「うまい投資話」も多く存在します。このような話に騙されるシルバー世代(特に高齢者)が後を絶たないのは非常に残念です。
ここでは、評論家マキラ・レンペン氏の記事を紹介します。
「投資の世界は暗く、罠だらけで、デマと難解な謎で人を惑わすジャングルです。ジェイエル・コリンズは道端に立ってわかりやすい地図を示し、温かい言葉と役に立つ装備で励ましてくれる頼りになる魔術師です。彼を頼りにすれば、あなたは自信を持って前を進むことができます」
この本を読めば、あなたはもう「うまい投資話」に騙されなくなるはずです。
収入の範囲で消費し、借金はしない
私たちの生活では、さまざまなローンが待ち受けています。住宅ローンをはじめ、自動車ローン、学生ローン、消費者ローンなど、多くの人が経験しているでしょう。
実際、筆者もかつては住宅ローンを経験しました。経済的な自立を達成するには、借金をしないことが重要です。借金は富を築く可能性を奪ってしまいます。
もし借金をしている場合は、予定より早く返済すべきです。この本では、「よい借金」はなく、ビジネスローンや住宅ローン、学生ローンであっても例外ではないと述べています。
この意見には異論もある方も多いかもしれませんが、経済的自立の視点から考えると妥当だと言えるでしょう。
住宅ローンなど日本では一般的で、払らえる範囲なら別にいいのではないかと思われるのですが・・・
投資額の4%で1年を暮らせれば、経済的に自立可能
生活レベルは個人によって異なります。たとえば、年間200万円で生活している場合、投資額は5000万円必要です。年間1000万円では、2億5000万円も必要となる計算です。(一部の富裕層向けの数字でしょうか?)
経済的自立は、資産を増やすだけでなく、必要経費をコントロールすることも重要です。投資額の4%で生活費を賄うためには、年間必要経費の25倍の資産が必要です。
筆者は、必要な日常経費を抑えながら、米国株式インデックスファンドへの投資で資産を増やしていくことが重要だと主張しています。この本は、全米で人気の投資法を解説しています。
貯蓄と投資に加え、質素な生活を送ることで、「自由」を手に入れることができます。お金の使い方をマスターすれば、少ない出費で生活することができます。また、賢い投資で知らぬ間に大きな資産が生まれることもあります。その結果、「会社に縛られないお金」を手にし、自由な生活を送ることができるのです。
お金を賢く貯め、それを賢く使っていくためには年代別の違った戦略が必要なのではないでしょうか。特に、シルバー世代は、貯め方が上手であっても、使い方がいまいちの方が多いように思われますね。生きているうちに、価値のあるお金を上手に使っていきましょう!!
最後に
この本は、「自由に生きるための投資方法の本」として、筆者が娘に伝えるために書かれました。筆者自身の失敗談などの投資経験を踏まえ、金融投資での成功率を高めるための具体的な方法を示唆しています。
金融投資方法はさまざまであり、ビットコインやFXなどのハイリスク・ハイリターン商品は、成功者を除けば負け組が多いことも事実です。
私も金融投資を始めて40年近くになりますが、バブル崩壊までは勝ち組でしたが、その後しばらく負けが続き、アベノミクスで再び勝ち組に復活できたかもしれません。
現在の新型コロナやウクライナ戦争による世界的なインフレや金利の上昇など、その影響が世界経済や株式市場に与えるインパクトはまだ不透明です。ただ、このままインフレ傾向がしばらく続いた場合には、手持ち現金がインフレ分だけ目減りしていくのは確実です。
最悪のシナリオになったとしても、パニックになることなく冷静な判断を下すためにも、この本はシルバー世代も含めて必要な良書だと考えています。