長らく待ち望んでいた海外旅行の再開。コロナ禍が落ち着きを見せ始めた今、私たちが最初の旅行先として選んだのは台湾でした。実は台湾への旅は以前から何度も計画していたものの、その度に様々な事情で延期となり、日本からわずか数時間のフライトでありながら、なかなか訪れることのできない不思議な存在となっていました。
今回の旅行に際しては、綿密な下調べと周到な準備を重ねました。特に台湾の気候は旅程に大きな影響を与える要素だったため、天候には最も気を配りました。結果として、これ以上ない天候に恵まれ、まさに天の配剤とも言えるような幸運に感謝の気持ちでいっぱいでした。
メインの観光3日間は春の穏やかな天候に恵まれ、花粉の心配もなく理想的な旅となりました。最終日は雨でしたが、帰国の移動日だったため影響はありませんでした。ホテルから台北駅までタクシーを利用し、そこからMRTで台湾桃園国際空港へと向かったため、雨に濡れることもなく、予定通りのフライトで成田空港へと無事帰着しました。

これから、この台湾旅行の総まとめとして、私たちの心に深く刻まれた想い出や、特に印象に残った出来事を中心に、詳しくお伝えしていきたいと思います。
1日目
初日は、近代建築の象徴であり、台湾を代表するランドマークとして知られる台北101や、その繊細な点心作りと丁寧なサービスで世界的な評価を得ている有名店・鼎泰豐(ディンタイフォン)での食事体験を通じて、台北の魅力を存分に味わうことができました。
台北101
このタワーは高さ509.2m、地下5階建てで、2004年に世界一の超高層建築物として完成しました。設計は台湾の建築家・李祖原が手がけ、熊谷組とSAMSUNG C&Tが施工を担当しました。
高さは東京タワー(333m)と東京スカイツリー(634m)の中間に位置し、展望エリアは東京タワーを意識した造りになっているように感じられました。市民や観光客で大変なにぎわいを見せていました。この展望台から見る夜景がやはり最高です。

鼎泰豐(ディンタイフォン)
ここは、台湾で最も有名な小籠包の人気店です。特に午後5時以降は混雑が激しいため、事前予約が必須です。営業時間は午前11時から毎日営業しており、平日は午後9時半まで、金・土曜日および休日前は午後10時までとなっています。
私たちは午後4時過ぎに到着し、整理券をもらって建物内を散策しながら順番を待ちました。待ち時間は約30分程度でした。注文は原則スマートフォンからのみ受け付けているので、その点にご注意ください。

定番メニューの中には提供数がわかりにくいものもあり、注文の際に個数を間違えてしまい、満腹で食べきるのに苦労しましたね。

2日目
2日目は、国立故宮博物院で中国の貴重な文化遺産と美術品を見学しました。世界屈指のコレクションである玉器、青銅器、書画などの芸術品を間近で鑑賞できました。夜は台北最大の士林夜市を訪れ、多彩な台湾グルメを存分に堪能しました。
国立故宮博物院
この博物館は収蔵品が非常に豊富で、じっくり見学するには半日以上必要です。館内は混雑しており、特に人気展示の前では順番待ちが発生します。充実した見学のために、事前に必見の作品をリストアップし、余裕を持った行動をお勧めします。
展示場は1階から3階まであり、全体の見学にはかなりの時間を要します。食事や休憩は4階のレストラン故宮晶華(クウコンチンホア)か1階のカフェ三希堂が利用できます。

とにかく非常に見応えのある博物館ですので、時間をかけてじっくりと見学しましょう。
士林夜市
故宮博物院から気軽にアクセスでき、士林駅から徒歩10分ほどで夜市の中心に到着します。営業は午後3時頃から始まり、午後5時までにはほとんどの店が開店しています。屋台は比較的早い時間から営業を開始します。


人気店は混雑必至です。午後5時までに到着すれば待ち時間が少なく、比較的スムーズに食事を楽しめます。公衆トイレは少ないので、場所を事前に確認しておくことをお勧めします。

3日目
3日目は、午前中に迪化街(ディーホアジェ)を訪れました。ここは台北市の歴史的な問屋街で、魅力的な観光地として知られています。
午後は十分へ移動し、台湾の伝統的なランタン上げを体験しました。願い事を書いたランタンを空へ放つ瞬間は感動的でした。その後訪れた九份は、「千と千尋の神隠し」のモデルとも言われ、懐かしい雰囲気の街並みと美しい夜景が魅力的な場所です。
迪化街(ディーホアジェ)
この街は、問屋街が立ち並び、上野のアメ横や合羽橋商店街のような活気に満ちています。漢方薬、香辛料、乾物などの独特の香りは、最初は少し馴染みにくく感じられました。
しかし一方で、モダンなカフェや雑貨店も増えており、伝統と現代が見事に調和した魅力的なエリアとなっています。

十分・九份
ここは日本人観光客に特に人気のスポットの一つです。特に学生の間で人気が高く、日本からの距離が近く時差もわずか1時間であることから、円安の現在でも比較的手頃な海外旅行先として支持されています。
この観光地へは電車やバスでもアクセス可能ですが、運行本数の関係で予想以上に時間がかかることがあります。若い世代なら体力的に問題ありませんが、シニア世代には負担が大きい場合があります。
私たちは観光を十分に楽しむため、オプショナルツアーを選びました。ホテルの送迎付きの半日コースで、当日は私たち専用のツアーとなり、現地ガイド付きのテスラでの贅沢な旅となりました。ガイドの丁寧な案内と十分な自由時間があり、素晴らしい観光となりました。

テスラのカーナビは3Dが主体で、とても立体的な感じです。特に台湾ではバイクが多く注意が必要ですが、そのバイクの動きがよくわかるように設計されていました。これは国産車のカーナビには見られない特徴ですね。

最後に
今回は、久しぶりの海外旅行だったため、比較的楽なツアー参加を検討していました。しかし、希望する場所や日程のプランが見つからなかったため、自由度の高い個人旅行を選択しました。
シニア世代が快適な空の旅を楽しめるよう、ゆったりとしたビジネスクラスを利用しました。台北滞在中は、快適な滞在と充実したサービスで定評のあるオークラプレステージ台北に宿泊し、上質な時間を過ごすことができました。
一方で、観光では徒歩移動が中心となりました。今回の旅でも1日平均2万歩以上歩き、多い日では3万歩近くに達しました。日頃から歩く習慣を身につけていたおかげで、この長距離の移動も負担なく、むしろ観光をより楽しむことができました。
台湾旅行では体力も重要ですが、シニア旅行では特に以下のポイントを考慮することが大切です。
シニア世代のおすすめポイント
- ビジネスクラス:ゆったりとした空間と上質なサービスで快適な空の旅が実現。
- 効率的な移動:MRTやタクシーを上手く活用して、移動時間を短縮しましょう。
- 時間に余裕を持った計画:旅行中は、スケジュールにゆとりを持たせ、ゆっくりと観光を楽しみましょう。

この計画はあくまで一例です。ご自身の興味や体力に合わせて、アレンジしてください。3、4月は気候も穏やかなので、台湾旅行を存分に楽しんでください!
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