前回の記事では、台湾旅行初日の様子を詳しくお伝えしました。成田国際空港からホテルまでの効率的な移動方法を解説し、台北のランドマークである台北101の展望台から眺める息をのむような夜景、そして世界的に評価の高い鼎泰豐(ディンタイフォン)台北101店での本場の点心を堪能した贅沢なひとときなど、充実した一日をご紹介いたしました。

2日目も私たちは素晴らしい天候に恵まれ、忘れられない思い出となる旅の時間を過ごすことができました。この日は公共交通機関を活用し、MRTとバスを効率的に乗り継ぎながら市内の観光スポットを巡りました。移動と観光で歩数計は2万歩を優に超える結果となりましたが、日頃から継続しているウォーキング習慣のおかげで、体力的な不安を感じることはありませんでした。

このような充実した観光を楽しむためにも、普段からの健康管理や適度な運動習慣を継続することの重要性を、身をもって実感する機会となりました。
これからご紹介する記事では、悠久の歴史を誇る国立故宮博物院での文化探訪、そして地元の人々の生活と活気に満ち溢れる士林夜市での食べ歩きなど、台北での素晴らしい思い出について、詳細にお伝えしていきたいと思います。
二日目(博物院と夜市)
この日は、まずホテルのコンチネンタルルームで贅沢な朝食を楽しみました。和食、洋食、中華、台湾料理と豊富なメニューが魅力で、特に日本系ホテルならではの本格的な和食が充実しています。様々な料理を堪能できる幅広い選択肢と、落ち着いた雰囲気のレストランで、ゆったりとした朝のひとときを過ごすことができます。
朝食会場と時間:会場:2階「コンチネンタルルーム」、時間:6:30~10:00

国立故宮博物院
国立故宮博物院は、世界有数の中国美術工芸品コレクションを誇る博物館です。かつての紫禁城(故宮)に所蔵されていた貴重な文物を中心に、約70万点もの収蔵品を展示しています。中国歴代王朝の至宝を数多く所蔵しており、見どころが満載です。以下に、特に注目の展示物をご紹介します。
中国美術の粋を集めたコレクションは、歴史好きにはたまらない魅力を放っています。この国立博物院では、中国歴代王朝の至宝を鑑賞しながら、とても充実した時間を過ごすことができます。

休日は特に混雑しますので、オンラインで事前にチケットを予約することをお勧めします。スムーズに入館できてとても便利ですね。

必見の至宝
「翠玉白菜」「肉形石」「毛公鼎」は国立故宮博物院の「三大至宝」として知られ、必ず見ておきたい展示品です。また、精巧な象牙の彫刻作品も見逃せません。
翠玉白菜(すいぎょくはくさい)
- 清朝時代に作られた翡翠(ひすい)の彫刻で、白菜をモチーフにした作品です。その繊細な彫刻と翡翠の美しい色合いは、見る者を魅了します。
- 清朝第11皇帝「光緒帝」の妃が嫁入り道具として持ち込み、「紫禁城(故宮)」の寝室に飾られていました。
- 白菜にあしらわれたキリギリスとイナゴは繁殖力の象徴とされ、子孫繁栄や子宝に恵まれる願いが込められています。
肉形石(にくがたいし)
- 瑪瑙(めのう)の原石を加工して作られた、豚の角煮そっくりの作品です。
- 石の自然な模様と色合いが豚肉の脂身や赤身をリアルに表現しており、その完成度に驚かされます。
毛公鼎(もうこうてい)
- 西周時代の青銅器で、表面に刻まれた長い銘文が歴史的価値を高めています。
- 西周晩期に作られた器で、その重厚感と歴史的背景が見る人を惹きつけます。
象牙透彫雲龍文套球(ぞうげとうちょううんりゅうもんとうきゅう)
- 象牙を何層にも重ねて彫り上げた、精巧な装飾品です。
- 象牙の球体は内部が24層に分かれ、それぞれの層に彫刻が施されているだけでなく回転する仕組みになっています。一本の象牙から彫られたとされ、120年を費やして完成したといわれていますが、その制作方法や詳細は謎に包まれています。
時代ごとの展示
故宮博物院の展示は、時代ごとに体系的に分類されています。各時代の陶磁器、書画、青銅器、玉器、漆器などを通して、中国美術の変遷と各王朝の文化的特徴を深く理解することができます。
- 古代中国の輝き: 新石器時代から清朝まで、各時代を代表する美術工芸品が展示されています。
- 書画の美: 中国の書と絵画の歴史を辿る展示です。繊細な筆遣いや描かれた風景、人物を通じて、当時の文化や思想を垣間見ることができます。「谿山行旅」「早春図」「万壑松風」の三作は国宝に指定されています。
- 工芸の粋: 陶磁器、玉器、漆器、青銅器、象牙彫刻など、多様な素材による精巧な工芸品が並びます。職人たちの卓越した技術と美意識に圧倒されることでしょう。
- 多宝格(トゥオパオクー): 多宝格は様々な宝物を収めることができる調度品で、皇帝の趣味の良さを象徴しています。
故宮博物院を満喫するために
- オーディオガイド:日本語の音声ガイドで展示品の詳しい解説を聞くことができ、作品への理解が深まります。
- ミュージアムショップ:故宮博物院オリジナルの文化的なグッズやお土産を取り揃えています。
- 故宮晶華(クウコンチンホア):名品をモチーフにした本格的な飲茶や点心を楽しめます。
- 庭園(至善園、至徳園):伝統的な中国式庭園が併設されており、ゆっくりと散策できます。とりわけ至善園では、東晋の詩人・陶淵明の「帰去来の辞」の世界観が表現されています。

見学時間が長めだったため、オーディオガイドやショップなどの利用で展示物や施設を余すことなく満喫することができました。ただし、翠玉白菜が貸し出されていたことがとても残念でしたね。

これらのポイントを参考に、国立故宮博物院で中国の豊かな歴史と文化に触れてみましょう。
士林夜市
台湾グルメを気軽に楽しめる場所として知られる士林夜市は、食べ歩きが最大の魅力です。台湾最大のこの夜市では、絶品グルメはもちろん、ショッピングやゲームなど、様々な楽しみ方ができる人気観光スポットとなっています。以下で、その見どころをご紹介します。

台湾B級グルメの食べ歩き
- 豪大大鶏排(ハオダーダージーパイ):顔より大きな特大フライドチキンで、サクサクの衣とジューシーな鶏肉が絶品です。
- 大腸包小腸(ダーチャンバオシャオチャン):もち米の腸詰め(大腸)に台湾ソーセージ(小腸)を挟んだ、ボリューム満点の台湾式ホットドッグです。
- 蚵仔煎(オアチェン):牡蠣入りの台湾風お好み焼きで、とろとろの生地と牡蠣の豊かな風味が食欲をそそります。
- 胡椒餅(フージャオビン):外はカリッと香ばしく、中はジューシーな肉餡と胡椒の風味が絶妙な焼き饅頭です。
- 愛玉子(アイユイヅー):愛玉という植物の種から作られた、さっぱりと清涼感のあるゼリー状のデザートです。
士林夜市は、常に活気にあふれており、歩いているだけでも楽しい雰囲気ですね。屋台の賑やかな声や、美味しそうな匂い、様々な商品が並ぶ様子など、台湾の夜の熱気を肌で感じることができます。

活気あふれるショッピング
- ファッション : 流行の洋服や靴、アクセサリーなどが、リーズナブルな価格で手に入ります。
- 雑貨 : 台湾らしいお土産や、可愛い雑貨など、見ているだけでも楽しいお店がたくさんあります。
- お土産 : パイナップルケーキや台湾茶など、台湾ならではのお土産を探すのもおすすめです。

士林夜市は台北最大の夜市で、台湾グルメや雑貨、衣料品、ゲームなどの屋台が並び、地元客と観光客で賑わいますね。
グルメ
士林夜市の最大の魅力は、何と言ってもバラエティ豊かな台湾グルメです。様々な種類の食べ物が手頃な価格で楽しめます。
- 大腸包小腸(ダーチャンバオシャオチャン): 炭火で焼いたもち米ソーセージ(大腸)の中に、さらに小さいソーセージ(小腸)を挟んだ食べ応えのある一品。様々な味付けがあります。
- 蚵仔煎(オアゼン): カキ入りのオムレツのような料理。甘辛いタレをかけていただきます。台湾夜市の定番メニューの一つです。
- 士林大香腸(シーリンダーシャンチャン): 巨大な台湾風ソーセージ。ジューシーで食べ応え満点です。
- 生煎包(ションジェンバオ): 焼き小籠包。皮はカリカリ、中は肉汁たっぷりで熱々です。
- 炸鮮奶(ジャーシェンナイ): 牛乳を揚げた、外はカリカリ、中はトロトロのスイーツ。
- 芒果冰(マングォビン): 台湾名産のマンゴーをたっぷりと使ったかき氷。暑い夜にぴったりのデザートです。
- その他: 臭豆腐(チョウドウフ)、胡椒餅(フージャオビン)、魯肉飯(ルーローファン)など、様々な台湾グルメを堪能できます。

人気店は、すぐに満員になってしまうので、早めに食べることをおすすめします。

最後に
朝から天候に恵まれた素晴らしい一日でした。ゆったりと朝食を楽しんだ後、台北が誇る文化遺産、国立故宮博物院へ向かいました。ホテルから程近い中山駅からMRTに乗車し、士林駅で下車。その後、観光客で賑わうバスに乗り換え、景色を楽しみながら約1時間かけて国立故宮博物院に到着しました。
館内では中国の歴史的至宝の数々をじっくりと見学した後、台北の夜の賑わいを体験するため、士林駅近くの士林夜市へ足を運びました。夜市は午後4時から営業を開始しており、比較的空いている5時頃に到着。活気ある通りをゆっくりと散策しながら、屋台の香りと商売の声が響く、生き生きとした夜市の雰囲気を満喫しました。
士林夜市は食べ歩きの天国として知られています。この日は特に評判の高い胡椒餅(フージャオビン)を購入し、近くの由緒あるお寺の石段で味わうことにしました。外はカリッと香ばしく、中は肉汁たっぷりの胡椒餅は格別でした。夜市には輪投げなどの「夜市ゲーム」の屋台も並んでいましたが、この日は静かに夜市の雰囲気を楽しむことに専念しました。
午前中は国立故宮博物院で中国文明の歴史に触れ、夕方は士林夜市でローカルグルメを堪能し、新旧の文化体験が織り交ざった充実した一日でした。

明日は歴史ある問屋街の迪化街を散策し、午後からJALオプショナルツアーで十分と九份を訪れる予定です。特に、ノスタルジックな九份での体験を楽しみにしています。
《 参考情報 》


