前編の一泊二日で香嵐渓と小原四季桜の紅葉の旅はいかがだったでしょうか。このブログ記事を楽しんでいただけた方は、ぜひ実際にお出かけください。香嵐渓の紅葉は、これから12月初旬までが見頃となります。

続編では、二日目の大井川鉄道SLと寸又峡「夢のつり橋」を巡る紅葉の旅について、特に印象深かった点をご紹介します。
大井川鉄道は、SL(蒸気機関車)の動態保存で知られる鉄道会社です。現役で運行されているSLの姿は、懐かしさと感動を与えてくれます。今回は、大井川鉄道のSLの魅力と車窓から楽しめる紅葉の景色を詳しくご紹介します。
また、寸又峡では、その象徴である「夢のつり橋」と、湖面のエメラルドグリーンと紅葉が織りなす美しいコントラストを中心について詳しくお伝えします。

まだ紅葉の季節は続いていますので、昭和レトロな雰囲気漂うSLと「夢のつり橋」を巡る、思い出に残る紅葉の旅をぜひお楽しみください。
大井川鉄道の魅力
SLの迫力ある走行
汽笛の力強い音が山々に響き渡り、黒煙を上げながら力強く線路を進むSLの勇姿は、世代を超えて多くの人々の心を魅了し、大人も子供も思わず歓声を上げずにはいられません。
昭和レトロな雰囲気
SL列車の客車内部は、木製の座席や古き良き時代の装飾が丁寧に保存されており、まるで昭和時代にタイムスリップしたかのような懐かしい雰囲気に浸ることができます。車内では、ゆっくりと流れる時間の中で、昔ながらの鉄道旅行の魅力を存分に味わえます。
車窓からの紅葉
SLが走る沿線には、四季折々の表情を見せる雄大な自然が広がっています。特に秋には、紅葉した山々を背景に黒煙を上げて走るSLの姿は絶好の撮影スポットとなり、鉄道ファンや写真愛好家たちを魅了し続けています。

SLの車窓からの紅葉狩りは貴重な体験でした。お土産に購入した川根産茶葉100%使用のSL人形焼は、緑茶あんの風味が絶妙でしたね。
大井川鉄道のSLに乗るには?
大井川本線の新金谷駅から家山駅、もしくは川根温泉笹間渡駅までの区間をSLが運行しています。沿線では茶畑や渓谷の絶景も楽しめ、各駅には休憩所や観光スポットも充実しています。SL列車の予約は、大井川鉄道の公式サイトや電話で簡単に行うことができ、季節や時期に応じた特別運行情報も確認できます。
SLの種類
大井川鉄道では、歴史ある複数のSLが現役で運行されています。それぞれのSLには独自の魅力と個性があり、熱心なファンたちが全国から訪れては、その姿を楽しみに何度も足を運んでいます。
- C11形: 大井川鉄道のSLを代表する存在として知られ、その力強く安定した走りと重厚な車体は、多くのファンから愛され続けている人気のSLです。特に急な勾配での力強い走行は見応え抜群です。
- C10形: スレンダーで優美なボディラインが特徴的で、静かでしなやかな走りを見せる気品あふれるSLです。その優雅な走りは、まるでレトロな映画のワンシーンのような雰囲気を醸し出します。

私たちが乗車したSLはC10型でした。車内には昭和のレトロな雰囲気が漂い、現在では珍しくなった車内販売では、ここでしか手に入らないお土産を購入することができますよ。
寸又峡:「夢のつり橋」と紅葉のコントラスト
息を呑むような絶景!
寸又峡の象徴「夢のつり橋」は、神秘的なエメラルドグリーンの湖面上に優雅に架かる吊り橋です。全長90m、湖面からの高さ8mを誇るこの壮大な橋は、周囲の景観と見事な調和を見せています。橋を渡る際の心地よい揺れと、紅葉の絶景を眺めながらの空中散歩は、格別な冒険気分を味わえます。

スリル満点ですが、高所恐怖症の方には少し難しい体験かもしれませんね。ただし、透き通った湖面の上に立つと、まるで大自然の中に浮かんでいるような爽快な開放感を味わうことができます。
自然豊かな環境
寸又峡は、手つかずの大自然に囲まれた特別な場所です。豊かな緑と清らかな流れが、訪れる人々の心を癒してくれます。紅葉シーズンには、木々の清々しい香り、せせらぎの音、木々のざわめきと共に、五感で日本の秋を体感できます。
秋になると、木々は鮮やかな赤や黄金色に染まり、その彩り豊かな紅葉とエメラルドグリーンの湖面、朱色の吊り橋が織りなす景色は、まさに自然の芸術作品です。紅葉のピーク時には、燃えるような木々が静かな湖面に映り込み、上下に広がる紅葉の世界は天上の楽園のような幻想的な風景を作り出します。この感動は、写真では決して表現しきれません。
紅葉の見頃と注意点
- 見頃: 今年は11月下旬から12月上旬が紅葉の最盛期で、最も美しい景色を楽しめます。
- 混雑: 紅葉シーズンは観光客が多いため、ゆっくり景色を楽しむなら早朝や平日の訪問がおすすめです。週末は特に混雑しますが、僻地にあるため香嵐渓ほど混んでいません。
- 準備物: 山間部は気温変化が大きいため、暖かい重ね着の服装、滑りにくい靴、カメラやスマートフォン、飲み物を持参しましょう。
- 安全第一: 吊り橋では揺れに注意し、手すりをしっかり握り、他の観光客との間隔を保ちながらゆっくり歩きましょう。写真撮影時も安全を最優先にしてください。

この吊り橋は原則一方通行で、一度渡ると引き返すことはできません。渡った先には304段の急階段が待ち構えています。つり橋の通過自体はさほど大変ではありませんが、その後の階段の上りがかなり大変でしたね。
アクセスと周辺情報
- アクセス: レトロな魅力の大井川鉄道で千頭駅まで行き、定期運行バスに乗り換えるのが一般的です。駅から吊り橋までの道のりも、紅葉狩りを楽しめます。

寸又峡の「夢のつり橋」へのアクセス道路は狭く、急な坂道が続くため、バス運転でも不安を感じる場合があります。特に運転に不慣れな方は、自家用車での来訪は慎重に検討したほうがよいでしょう。
- 周辺情報: 寸又峡温泉には日帰り入浴施設や、個性豊かな宿泊施設が点在しています。紅葉狩りの後は、露天風呂から紅葉を眺めながら温まり、地元の旬の料理を楽しむ贅沢なひとときを過ごせます。
おわりに
大井川鉄道のSLに揺られる旅は、まるで時が止まったかのような特別な体験です。力強い蒸気機関車の走行音、懐かしい車内の雰囲気、そして車窓から広がる壮大な自然の景観は、世代を超えて心に残る思い出となることでしょう。
寸又峡の「夢のつり橋」と紅葉の絶景は、写真では表現しきれない感動を与えてくれる、まさに一生に一度は訪れるべき特別な場所です。豊かな自然に囲まれた環境で、スリル満点の吊り橋渡りと息をのむような紅葉の景色は、かけがえのない思い出として心に刻まれることでしょう。ぜひ、入念な計画を立てて、この素晴らしい体験を味わってみてください。
この秋は、レトロな魅力あふれるSLの旅と、寸又峡の絶景を組み合わせた、特別な「思い出づくり」に出かけてみませんか。必ずや、心に残る素晴らしい体験となるはずです。
今回は、前編で香嵐渓の紅葉や小原四季桜の旅を紹介し、後編で大井川鉄道SLと寸又峡の紅葉の旅を紹介しました。この一泊二日の旅で実感したのは、ツアーに参加したからこそ実現できた体験であり、個人旅行では難しい充実した旅となりました。
ツアー参加には確かに制約もありますが、短期間で効率的に名所を巡り、なおかつ費用を抑えられる点で優れた選択肢です。お気に入りの場所を効率よく巡るための手段として、ツアー旅行は非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。

今回の旅は天気に恵まれ、とても素敵な思い出となりました。ツアーの日程も無理なく組まれており、快適に過ごせました。帰宅時に少し雨に遭いましたが、それまでは比較的天気も良く、本当にラッキーでしたね。
【 参考情報 】