シニア旅行(白川郷編)

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2日目は、下呂温泉から白川郷へと向かいます。今日も天気に恵まれ、暑い1日になりそうです。私が20代の頃に一度だけ訪れた白川郷。当時は世界遺産にも指定されておらず、観光客の多くは日本人でした。白川郷は、当時から合掌造りで有名でした。今でも茅葺き屋根の壮大さが脳裏に鮮明に残っています。ここでは、当時の思い出をたどりながら、ゆっくりと散策したいと思います。

シニア旅行(下呂温泉編)
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現在の白川郷は、その独特な景観と文化的価値により、1995年にユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録されています。この認定は、白川郷の伝統的な生活様式と建築技術の保存に大きく貢献しています。訪れる人々は、日本の伝統的な農村の姿を体験し、先人たちの知恵と技術に触れることができます。

白川郷の旅で最も大きく変わったのは、観光客の構成です。かつては日本人が中心でしたが、今では欧米人や中国人などの外国人が多くを占めています。これは、白川郷が世界遺産となり、SNSなどでその魅力が世界中に広まったことが、今の人気につながっているのでしょう。

今回は、白川郷の概要をはじめ、散策スポット、宿泊旅館などを中心に紹介していくことにします。

本日の予定 (10月1日)

水鳳園で朝食後、9時に下呂駅発の普通電車で高山へ。10時到着後、高山濃飛バスセンターへ移動。10時40分発のバスで白川郷へ。11時30分に到着し、合掌造りの景観などを楽しみます。

白川郷では、伝統的な建築様式や生活文化を体験しながら散策。地元の名物料理「けやき」で「結旨(ゆいうま)豚のひつまぶし定食」の昼食を楽しみ、写真撮影の時間も確保します。

白川郷・店舗の紹介|けやき
「けやき」の白川郷・店舗の紹介のページです。私たちが住む白川郷の生活は、昔から個々の助け合う「結」の心から、人と人のつながりや絆を大切にしております。国籍問わず、多くのお客様に出会えることに感謝し、日々料理を提供させていただいております。

16時30分発のバスで高山へ戻り、17時半頃今夜の宿泊先である「本陣平野屋 別館」に到着です。温泉で疲れを癒やした後、飛騨牛を使った鉄板焼き懐石を堪能します。

昼食は、予定していた「けやき」がお休みだったため、近くのカフェで軽食を取りました。シナモンハニートーストと季節のフルーツセット、水出しアイスコーヒーで済ませましたが、予想外の美味しさでしたね。

白川郷の概要

白川郷は、岐阜県大野郡白川村に位置する、世界遺産に登録された合掌造り集落です。その独特な景観と文化的価値により、国内外から多くの観光客を魅了しています。以下に、白川郷の主要な特徴をご紹介します。

合掌造り

白川郷の象徴である合掌造りは、茅葺き屋根を特徴とする伝統的な建築様式です。この独特な構造は、豪雪地帯に適応するために発展しました。急勾配の屋根は積雪に耐える強度を持ち、屋内では広い作業空間を確保できる実用性も兼ね備えています。これらの建物は、地域の人々の知恵と技術の結晶と言えるでしょう。

四季折々の風景

白川郷の魅力は、四季を通じて変化する美しい景観にあります。春の桜、夏の鮮やかな緑、秋の紅葉、冬の銀世界と、季節ごとに異なる表情を見せます。特に冬の雪景色は、ライトアップされた合掌造りの家々と相まって幻想的な光景を作り出し、多くの写真愛好家を魅了しています。

次回訪れる機会があれば、ぜひ冬の季節を選びたいですね。雪に覆われた白川郷の幻想的な風景を自分の目で見てみたいものです。

観光スポット

白川郷には、その独特な景観を楽しむための様々な見どころがあります。白川郷展望台からは、合掌造りの家々が織りなす美しい風景を一望できます。国指定重要文化財である和田家や長瀬家などの歴史的建造物では、合掌造りの内部構造や当時の生活様式を知ることができます。時間に余裕があれば、合掌造り民家園まで足を延ばすのもおすすめです。

散策スポット

白川郷には、村全体を一望できる展望台や、和田家・長瀬家といった重要文化財に指定された合掌造りの建物があります。これらは伝統的な建築様式と生活文化を保存・継承する上で重要な役割を果たしています。主な見どころは次のとおりです。

白川郷展望台

白川郷展望台は、世界遺産に登録された合掌造り集落の全景を一望できる絶景スポットです。ここからは、白川郷の独特な景観と文化的価値を持つ合掌造りの家々が織りなす美しい風景を楽しめます。四季折々に変化する自然に溶け込むように立ち並ぶ合掌造りの家々は、まるで絵画のような光景を作り出します。

冬季には、雪に覆われた合掌造りの屋根が幻想的な風景を生み出し、訪れる人々を魅了します。春の新緑、秋の紅葉など、季節ごとに異なる表情を見せる白川郷の姿を一望できる、人気の撮影スポットでもあります。展望台からは、先人たちの知恵と技術が生み出した伝統的な集落の姿を眺めながら、白川郷の歴史と文化に思いを馳せることができます。

和田家

和田家は、白川郷の伝統的な建築様式と生活文化を保存・展示する重要な観光スポットです。この重要文化財は、合掌造りの代表的な建物として、その独特な構造と内部の生活空間を実際に見学できる貴重な場所です。

国指定重要文化財 和田家 | 観る・楽しむ | 【公式】白川郷観光協会

和田家では、昔ながらの生活道具や農具が展示されており、訪れる人々は白川郷の人々の暮らしぶりを具体的に知ることができます。また、建物の構造上の特徴や屋根裏の広大な空間など、合掌造りの建築技術の素晴らしさを直接体験できる点も、この場所の大きな魅力です。

長瀬家

長瀬家は白川郷の生活文化と建築技術を体験できる貴重な重要文化財です。合掌造りの伝統的構造と当時の生活様式を忠実に再現しており、訪問者は広い茅葺き屋根内部や巧みな生活空間配置を通じて、先人の知恵と工夫を直接感じられます。

長瀬家では、季節ごとの農作業や伝統的な手工芸品の製作過程も展示されており、白川郷の人々の日常生活や文化的背景をより深く理解できます。さらに、地元ガイドの詳細な解説を通じて、建築技術の細部や家族構成に応じた空間利用の工夫など、より専門的な知識を得ることができます。

明善寺郷土館

明善寺郷土館は、白川郷の歴史と文化を体験できる貴重な施設です。合掌造りの伝統的な建物を活用したこの郷土館は、訪れる人々に白川郷の豊かな文化遺産を直に感じる機会を提供しています。

明善寺郷土館 | 観る・楽しむ | 【公式】白川郷観光協会

館内では、地域の伝統的な生活様式を再現した展示や、代々受け継がれてきた工芸品のコレクションを見ることができます。これらの展示を通じて、白川郷の人々の日常生活や、彼らが培ってきた技術と知恵を深く理解できます。さらに、季節ごとの暮らしの変化や合掌造りの建築技術の詳細も学べ、白川郷の文化的価値をより深く認識する絶好の機会となっています。

本陣平野屋別館

本陣平野屋別館は、岐阜県高山市に位置する由緒ある伝統的な旅館です。江戸時代から続く老舗として、現代の快適さと日本の伝統的なおもてなしを見事に融合させています。以下に、この素晴らしい宿泊施設の主な魅力をご紹介します。

【公式】本陣平野屋 別館 | 飛騨高山の古い町並みに佇む、大人の上質な寛ぎ空間。
本陣平野屋 別館は、人気の高山陣屋や朝市からすぐの理想的なロケーションにあり、市街の景色を望む露天風呂と心温まるおもてなしを提供する飛騨高山の宿です。
  • 絶好のロケーション:高山の歴史的中心部に位置し、有名な高山陣屋や活気あふれる朝市から徒歩数分です。この立地の良さにより、高山の古い町並みを散策する絶好の拠点となります。伝統的な商家や寺社、地元の工芸品店などを巡るのに最適です。
  • 趣ある客室:各客室は和の雰囲気と現代の快適さを融合しています。川側の部屋からは宮川と赤い中橋、町側からは歴史ある街並みが一望できます。和室には高級畳と上質な布団を完備し、快適な滞在を提供します。
  • 癒しの温泉:温泉施設は本陣平野屋別館の魅力の一つです。市街を望む露天風呂は、心身をリラックスさせる特別な空間です。湯船から高山の町並みや飛騨の山々を眺め、至福のひとときを過ごせます。内湯では美肌効果で知られる高山温泉を堪能できます。
  • 美食の饗宴:本陣平野屋別館の食事は飛騨の豊かな食文化を体現しています。飛騨牛の会席料理が特に人気で、季節の地元食材を活かした創造的な料理を提供します。朝食は飛騨の郷土料理と地元野菜を使用。地酒のセレクションも充実しており、飛騨の食文化を堪能できます。

この旅館は国際色豊かで、様々な国からの宿泊客で賑わっています。そのため、フロントスタッフも英語が必須スキルとなっており、外国人スタッフの姿が目立ちましたね。

最後に:白川郷の魅力と文化遺産

白川郷は、独特な合掌造り集落で世界的に認められた文化遺産です。豊かな自然と伝統的生活様式が調和し、日本の農村文化を見事に体現しています。合掌造りの家屋は、急勾配の茅葺き屋根が特徴で、厳しい冬の積雪に耐えられるよう巧みに設計されています。

和田家や長瀬家などの国指定重要文化財では、白川郷の人々の知恵と工夫を直に感じられます。各家屋の内部では、当時の生活様式や効率的な空間利用の工夫が見られ、先人たちの知恵に触れることができます。

明善寺郷土館では、地域の歴史や伝統工芸品を通じて文化的背景をより深く理解できます。四季折々の美しい景観と相まって、白川郷は訪れる人々に忘れがたい印象を与えます。春の新緑から冬の雪景色まで、季節ごとに異なる魅力を放つこの地は、まさに日本が誇るべき文化遺産といえるでしょう。

私が訪れたこの時期は、残暑が厳しく例年の秋とはいささか趣が異なっていたようです。それでも、咲き誇るコスモス、収穫期を迎えた黄金色の稲穂、そして空を舞う無数の赤とんぼたちが、確かな秋の訪れを感じさせてくれましたね。

※ 次回(10月2日)は、高山陣屋と古い町並みを中心とした最終の旅となります。どうぞお楽しみに。

参考情報 》

【公式】白川郷観光協会
白川郷観光協会は世界遺産白川郷の観光協会です。日本の原風景である農村文化・生活・暮らしを深く感じることができる白川郷の魅力を日本国内はもちろん、世界に向けて発信していきます。
3分でわかる白川郷 | 【公式】白川郷観光協会
白川郷は1976年に重要伝統的建造物群保存地区として選定され、1995年にはユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。日本の原風景である農村文化・生活・暮らしを深く感じることができる「日本の故郷」のような場所です。
世界遺産「白川郷」をもっと深く知る|特集|岐阜県観光公式サイト 「岐阜の旅ガイド」
岐阜県観光公式サイト。飛騨高山の古い町並や下呂温泉、世界遺産白川郷、SNSで人気のモネの池や鵜飼など、岐阜県には豊かな自然や歴史・文化がいっぱい!飛騨牛や地酒などのグルメ情報や温泉、モデルコース、季節の特集も満載です。

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