庭づくり(ハイドロカルチャー編)

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わが家では、心地よい空間を作り出すために、庭づくりに力を入れています。その一環として、様々な種類の観葉植物を育てています。観葉植物は、その美しさが私たちの心を癒し、日々の生活に潤いを与えてくれます。毎日の忙しい生活を忘れさせてくれる、その緑の存在は、家庭での癒しの一部と言えるでしょう。観葉植物は、室内に自然を取り入れるための最適なアイテムです。

ハイドロカルチャーという新しい植物の育て方が最近人気ですが、ご存知でしょうか。ハイドロカルチャーとは、土を使わずに水と人工の土壌だけで観葉植物を植え替えたり、育てたりする方法です。この方法の大きな魅力は、土を使わないために手間がかからず、また植物の成長を直接視覚的に確認できる点です。

今回は、このハイドロカルチャーの基本的な知識とその特徴、そして植え替え方法などについて詳しく説明します。

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素材とカラー

主な素材

ハイドロカルチャーは、主に2種類の素材から作られています。最初に触れるべき素材は、レカトンという名前がついています。レカトンというのは、粘土を高温で焼成して作られるという特殊な素材で、多孔質の礫材となります。この素材は軽量であるため、取り扱いが簡単であり、また保水性に優れているため、植物の成長を助けるのに適しています。これらの特性により、ハイドロカルチャーで最も広く使用されている素材の一つとなっています。

次に紹介する素材は、セラミスと呼ばれるものです。これもまた、粘土と鉱物を高温で焼結して作られる多孔質の礫材となります。セラミスはレカトンとは異なり、より硬質な素材であり、形状が崩れにくいという特性を持っています。そのため、より強度が求められる場合や、長期間の使用に耐える必要がある場合には、セラミスが適しています。

色のバリエーション

ハイドロカルチャーといわれるハイドロボールは素材色だけでなく、着色によっても様々な色があります。

  • 定番は茶色、白色、黒色で、特に茶色が多く使われています。
  • 鮮やかな赤色、青色、黄色は、華やかさを演出します。
  • 淡いピンク色、緑色、紫色は、様々な組み合わせが楽しめます。

色の選び方

ハイドロボールの色は、観葉植物の種類や葉の色、インテリアに合わせて選ぶことも可能です。

  • 緑の葉には、茶色や白色のハイドロボールが自然に馴染みます。
  • 赤や青などの鮮やかな色のハイドロボールは、観葉植物の葉色を引き立てます。
  • 白や黒などのモノトーンのハイドロボールは、どんなインテリアにも合わせやすいです。

特徴

ハイドロカルチャーでの育成では、通常の土と比べて根腐れや成長速度の遅さなどの問題が懸念されることもあります。しかし、これらの問題を考慮しても、ハイドロカルチャーには次のような魅力的な特徴があります。

  • 水やりのし過ぎを防ぐことは、植物の健康維持に重要です。さらに、虫が発生しにくい特性は、室内育成を好む方にとっては魅力的でしょう。清潔で無臭なため、インドアガーデニングに最適です。
  • ハイドロボールは洗えば何度でも使えるという特徴があります。これは、家計に優しく、環境に対しても負荷をかけません。
  • 水抜き穴のない容器を使用できるため、見た目がおしゃれでインテリアとしての役割も果たします。自分の好みに合わせて、様々なデザインの容器を選ぶことができます。

植え替え方法

準備するもの

根が生えた観葉植物、底穴の空いていない透明な容器、ハイドロボール(発泡煉石)、水耕栽培用の液体肥料またはイオン交換樹脂栄養剤、根腐れ防止剤を用意します。

ハイドロボールはさまざまな色があります。観葉植物に合った色を透明な容器に入れると、そのコントラストが非常に美しくなります。育てたい観葉植物にあった色選びをしましょう。

植え替えの手順

  1. 容器の底に根腐れ防止剤を入れます。
  2. 水洗いしたハイドロボールを容器の1/3ほどまで入れます。
  3. イオン交換樹脂栄養剤を適量振り掛けます。(液体肥料を使用する場合は不要)
  4. 容器の中心に植物を入れ、ハイドロボールの高さを調整します。
  5. 周囲にハイドロボールを敷き詰め、ぐらつかないように固定します。
  6. 容器の1/5~1/4まで水を注ぎます。(液体肥料は水に溶かしてから使用)

管理の方法

  • 水やり:容器の底の水がなくなってから2~3日後に水を追加します。ハイドロボールの高さの約1/5まで水を入れます。冬は水やりを控えめにしてください。

今年の冬からハイドロカルチャーのシンゴニウムを育てており、専門家のアドバイスに従い、水やりは朝と夕方に1回ずつ霧吹きを行っていますね。

  • 肥料:植え付けから2~3週間後から、5月~10月までは水耕栽培用の液体肥料を週に1回与えます。冬は肥料を与えません。
  • 日当たり:直射日光は避け、明るい半日陰に置いてください。室内で育てる場合は、窓辺などの明るい場所に置いてください。
  • 温度:10度以上を保つようにします。冬は寒さに弱いので、室内に移動させてください。

適した観葉植物

室内のテーブルや仕事机に置く場合、小さくておしゃれな植物が適しています。たとえば、以下のような植物が良いでしょう。

  • ポトス:水差しで簡単に発根する植物で、ハイドロカルチャーに向いています。葉の色や模様が豊富で、インテリアにもなります。

  • シンゴニウム:様々な葉色があり、ハイドロカルチャーの多様なカラーとガラス容器の組み合わせて楽しむことができます。直射日光は苦手なため、室内での育成が容易です。

  • ガジュマル:小さな鉢でもよく育つので、ハイドロカルチャーにも適しています。葉や幹の形が多彩で、ガラスの容器に入れると涼しげな雰囲気になります。

現在、約10種類の観葉植物を育てています。ハイドロカルチャーのシンゴニウムがうまく育つようであれば、次にガジュマルで試してみたいと思います。

まとめ

ハイドロカルチャーは、土を使わずに水とハイドロボールを用いて観葉植物を育てる方法です。土を使わないため、清潔であり、インテリアとしても魅力的です。ただし、直射日光や根腐れには注意が必要です。

観葉植物は、自然を身近に感じさせるだけでなく、インテリアとしても活用できます。その美しさと育てやすさから、多くの人々に愛されています。観葉植物の環境とそのケアに留意しながら育てることで、部屋に華やかさと安らぎを与えることができます。

観葉植物は、室内に自然を取り入れる最適な方法です。ハイドロカルチャーは、手軽さと清潔さから初心者にもおすすめです。皆様も私のように、ハイドロカルチャーで観葉植物を育ててみてはいかがでしょうか。

【 参考になるサイト 】

ハイドロカルチャーとは?観葉植物を育てる時の水やりや植え替え方法は? - HORTI 〜ホルティ〜 by GreenSnap
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