前回の旅では、姫路城の魅力に迫りました。今回は、2日目の天橋立・東尋坊が中心の紹介となります。
姫路から天橋立・東尋坊までは、車で行くことにしました。姫路でレンタカーを借り、天橋立から東尋坊まではかなりの距離があり、年齢的にチョッピリハードなドライブとなりました。
まず、天橋立までは、距離が160キロ程度であるので、高速道路を使っても2時間ちょっとかかります。朝9時に姫路を出て、天橋立に到着したのが、午前11時を少し過ぎていました。
久しぶりの長距離ドライブで時間も余裕がなかったため、かなり頑張った旅になったことを、今でも懐かしく思い出されますね。
天橋立について
天橋立は、日本三景のひとつに数えられる美しい砂州です。約3.6キロメートルにわたって約5000本の松が生い茂り、海と空の間にかかる橋のように見えます。天橋立の魅力や見どころはたくさんありますが、代表的なものをいくつかご紹介します。
天橋立を眺める展望台
天橋立を高い場所から見るとその全貌が一望できます。展望台は北側の天橋立ビューランドと傘松公園、南側の雪舟観展望休憩所と大内峠一字観公園、東側の桜山展望所の5つの地点からなります。それぞれの展望台から見る天橋立の形や色は異なります。また、展望台からは股のぞきという独特の見方で天橋立を観察できます。股のぞきとは、天橋立に背を向け、腰を曲げて股間から風景を眺めることで、海が空のように、天橋立が天にかかる橋のように見えます。股のぞきは天橋立の象徴的な風景とも言えます。
実際に、股のぞきをしてみましたが、天橋立が天にかかる橋のようには見えませんでしたね。残念!!
天橋立の松並木の散策
天橋立の松並木を実際に歩くと、その魅力がさらに感じられます。白い砂浜、青い海、緑の松林のバランスは素晴らしいです。松並木には、歴史や伝説に関連する名所もあります。例えば、恋愛成就のご利益があるとされる天橋立神社は、天橋立の形成に関する神話が伝わっています。また、元伊勢籠神社は、伊勢神宮の御祭神・天照大神が伊勢に移される前に祀られていたという由緒ある神社で、家内安全や延命長寿、縁結びのご利益があるとされています。松並木の散策は、徒歩、自転車、または観光船で楽しむことができます。
松並木を実際散策したのですが、時間の関係上あまり十分な散策はできませんでしたね。また、観光船にも乗りたかったのですが、出発時間が合わず、しかたなく断念しました。
天橋立の周辺のスポット巡り
天橋立周辺には、天橋立に関連する文化や歴史を感じられるスポットが多数存在します。例えば、智恩寺は、日本三文殊第一の霊場として有名です。智恩寺の見どころの一つに、文殊堂に数多く掲げられた絵馬があります。また、天橋立の東側に位置する伊根町は、舟屋と呼ばれる特異な建築物が並ぶ港町で、遊覧船に乗ることで海上から観覧できます。さらに、天橋立の北側にある京丹後市は、丹後ちりめんの産地として有名で、映画のロケ地「海の京都」としても知られています。
ここでは伊根町の道の駅「舟屋の里伊根」で昼食を楽しみました。舟屋と呼ばれる特異な建築物が並ぶ港町がとても印象に残っていますね。
天橋立は、日本の自然と文化の魅力が溢れる観光地です。是非一度、訪れてみてください。
天橋立観光と、伊根での食事を楽しんだ後、時間の制約からすぐに次の目的地、東尋坊へ向かいました。天橋立を午後1時半過ぎに出発し、東尋坊まで約210キロ、3時間ほどかかりました。2019年5月下旬の訪問だったので、午後4時半ごろに東尋坊に到着したにもかかわらず、まだ明るい時間帯でした。
東尋坊について
東尋坊は福井県に位置する日本海の絶景スポットです。約1kmにわたり連なる岩の柱、柱状節理と呼ばれる、荒波によって削られた奇岩や断崖絶壁が見事な景観を形成しています。東尋坊は世界三大奇勝の一つとして数えられ、その珍しい自然の造形は国の天然記念物にも指定されています。
よくテレビで見かけるサスペンスドラマで有名な俳優の撮影場所になったところですね。断崖絶壁がすごく迫力がありますよ。
東尋坊の魅力
東尋坊の魅力は、その壮大な景観を多角的な視点から楽しめることにあります。急な岩場を登り、崖の頂上に立つと、その高さと迫力に圧倒されます。海の広大さと、岩壁の力強さを同時に体感できます。夕方には、日本海に沈む美しい夕日を見ることができ、その美しい夕日は一日の終わりを静かに締めくくる最高の贈り物となります。
遊覧船に乗ると、海上から東尋坊の芸術的な岩の造形や、波しぶきの美しさを間近で確認できます。風を感じつつ、岩と海が交錯する壮観な景色を堪能できます。さらに、東尋坊タワーからは、東尋坊だけでなく、雄島や越前海岸などの壮大な風景を一覧できます。広がる絶景は、見渡す限りの大自然で癒されます。
東尋坊の周辺
東尋坊周辺は観光に最適で、多数の魅力的なスポットが点在しています。三国湊町を散策すれば、古い街並みとその歴史的な雰囲気を感じることができます。また、海に近いため、港の活気溢れる風景も楽しむことが可能です。
次に、三国神社では、名前の由来となった伝説の僧侶・東尋坊の墓を見学し、その歴史を深く知ることができます。自然愛好者には雄島がおすすめで、豊かな自然に囲まれたパワースポットを散策し、心地良い時間を過ごすことができます。
東尋坊は、日本海の美しさと力強さを感じることができる素晴らしいスポットです。ぜひ一度、訪れてみてください。
私たちは夕方にここに到着し、東尋坊とその周辺を速やかに散策しました。日程はハードでしたが、その雄大な景色には大変満足しました。
あらわ温泉のホテル
その後、あらわ温泉のホテル「まつや千千」に宿泊しました。このホテルでは、様々な露天風呂を楽しみ、疲れを癒しました。ここには、大浴場や風天風呂のほかに、つぼ湯・かめ湯・ジャグジーなどがあり、七湯めぐりが楽しめます。
【画像は「まつや千千」ホームページから引用】
ここの露天風呂は、開放感いっぱいで、木々の緑に囲まれて森林浴も楽しめます。ほんとうに疲れた身体も心も癒されましたね。
あわら温泉「まつや千千」の露天風呂は、心と身体の疲れを癒す極上の空間です。ぜひ一度お試しください。
次回は、3日目、4日目の「能登の加賀谷ホテルと金沢」について紹介します。お楽しみに!!